企業の規模を示す尺度のひとつとして、売り上げ規模の大小があります。今回は長野県内の売り上げ規模トップ10を紹介します!
➀セイコーエプソン株式会社(長野県諏訪市)
セイコーエプソン株式会社は、長野県諏訪市に本社を置く情報関連機器、精密機器を手掛ける電機メーカーである(登記上の本店は東京都新宿区にある)。略称・ブランドは「エプソン(EPSON)」。
インクジェットプリンターを始めとするプリンターや、プロジェクター、パソコン、スキャナーといった情報関連機器、水晶振動子(クォーツ)、半導体などの電子デバイス部品の製造、さらに産業用ロボットの製造を行っている。また子会社ではないものの、セイコーホールディングス株式会社、セイコーインスツル株式会社とともに「セイコーグループ中核3社」の1つとされ、SEIKOブランドの各腕時計の開発・生産も行っている。また、現在では、オリエント時計の事業を統合し、オリエントスターやオリエントブランドの腕時計の開発・生産・販売もエプソンで行っている。
2003年(平成15年)6月、東京証券取引所市場第一部へ株式を上場した。証券コードは6724。日経平均株価の構成銘柄の一つ。
②ミネベアミツミ株式会社(長野県御代田町)
ミネベアミツミ株式会社は、長野県北佐久郡御代田町に本社を置くベアリング、モーターを中心とする電気部品メーカー。
小径・ミニチュアサイズのボールベアリングでは、シェア世界首位。略称はNMB(Nippon Miniature Bearing)。生産の6割をタイ王国で行うほか、中華人民共和国などにも工場を持つ。 日経平均株価(日経225)、JPX日経インデックス400構成銘柄の一つ。
新中央工業を合併後、警察や自衛隊向けの拳銃や機関拳銃も開発・製造している。
https://www.minebeamitsumi.com/
③株式会社マルイチ産商(長野県長野市)
株式会社マルイチ産商は、水産物を中心に、食料品全般を扱う卸売会社。名古屋証券取引所メイン市場単独上場銘柄である。中部地方や関東などで事業を展開、特に長野県で高いシェアを持つ。
④新光電気工業株式会社(長野県長野市)
新光電気工業株式会社は、長野県長野市に本社を置く富士通株式会社の連結子会社で、半導体用リードフレームやフリップチップパッケージなどの設計・製造・販売を手掛ける会社。大手マイクロプロセッサメーカー インテルへのサプライヤーとしても知られている。
⑤株式会社ツルヤ(長野県小諸市)
ツルヤ (TSURUYA) は、長野県小諸市に営業本部を置く株式会社ツルヤが長野県および群馬県に展開するスーパーマーケットチェーン。全国スーパーマーケット協会 (NSAJ) 正会員、CGCグループ加盟。過去には日本スーパーマーケット協会 (JSA) 通常会員でもあった。
県外進出やPB拡充といった取り組みにより、同社の2021年(令和3年)度の売上高は初めて1000億円を超えた。19期連続の増収で、長野県内の小売業としては首位を独走している状態である。
https://www.tsuruya-corp.co.jp/
⑥株式会社竹内製作所(長野県坂城町)
株式会社竹内製作所は、長野県埴科郡坂城町に本社を置く各種建設機械を扱うメーカーである。
ミニショベル(小型油圧ショベル)とクローラーローダーが特に有名で、ヨーロッパと北米で高いシェアを占めている。JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ。
住宅の基礎工事を手作業でやっていた知人から「手ごろなショベルカー」を作ってほしいという依頼を受けたことがキッカケとなり、世界で初めてミニショベル(機械重量が6トン未満)を開発した。ミニショベルは「土木作業員のツルハシ代わり」の機械として、建設土木事業者の圧倒的な支持を得た。
https://www.takeuchi-mfg.co.jp/
⑦日本電産サンキョー株式会社(長野県下諏訪町)
日本電産サンキョー株式会社は、日本電産株式会社の子会社で電子部品、システム機器を製造。
かつては、オルゴールのムーブメント製造が看板事業で、一時は世界のオルゴールムーブメントシェア80%を誇った。しかし、現在は、本体としては同事業からは撤退し、子会社の日本電産サンキョーオルゴール株式会社で取り扱っている。
オルゴールと並ぶ民生用製品として、8ミリフィルムカメラおよび映写機を、Sankyoブランドで1957~1981年に製造販売した。オルゴールの加工技術から小型モーター、磁気ヘッド、光ピックアップ、カードリーダー等へ展開。数々のトップシェア製品を持つ。
2003年に業績不振から日本電産株式会社傘下入りを発表し、2012年に同社の完全子会社となる。
https://www.nidec.com/jp/nidec-sankyo/
⑧鍋林株式会社(長野県松本市)
鍋林株式会社は、長野県松本市中央に本社を置く、医療用医薬品、医療機器の販売を中心に展開している企業である。鍋林グループの中核企業。
社名の「鍋林」の由来は、当主の林右衛門・林蔵が金物鋳造業の屋号「鍋屋」と名乗ったことから省略されて呼ばれていたものを用いたものである。
https://www.nidec.com/jp/nidec-sankyo/
⑨株式会社角藤(長野県長野市)
株式会社角藤は、長野県長野市に本社を置く専門工事業者。甲信越、東海、関東、東北及び関西地域を事業エリアとする。業務は建築鉄骨のファブリケーター(Sグレード)、鋼製橋梁のメーカー、基礎・土木工事、内外装材など各種建築資材の施工など建設関連の多様な分野に及ぶ。
⑩株式会社デリシア(長野県松本市)
株式会社デリシアは、長野県松本市今井に本社を置き、スーパーマーケット「デリシア」「ユー・パレット」をチェーン展開している企業である。神戸物産のフランチャイジーとして業務スーパーの展開、モスバーガー、タリーズコーヒーのフランチャイジーとして外食事業も行っている他完全子会社としてドラッグストアー、調剤薬局の運営をしている。
アルピコ交通が属するアルピコグループの中核企業の一つ。
https://www.delicia-web.co.jp/
いかがでしたか?実は、高額な商材を扱う企業と、サービス業などを展開する企業では、業界や業種の特性が異なります。売り上げ規模だけでは、企業の事業規模を単純に比較することはできません。売り上げ規模が小さくとも収益性に優れ、安定的・健全に存在する企業もあります。就活・転職で安定を求める方も、売上に囚われすぎず、気になる企業を深く知る必要があるでしょう。
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