常に夢を持ち続ける
私の座右の銘は、「夢あるところに行動あり、行動が習慣を作り、習慣が人格を作り、人格が運命を作る」です。この座右の銘は、夢を持つことが行動を起こす原動力になり、行動が習慣化されていくことで作られた良い習慣によって形成された良い人格があれば、運命が動き始めるということを意味します。私の両親はともに起業家であり、「多くの人を喜ばせて、稼げる人間になりなさい」という母の言葉と、それを実際に実行している両親の姿を見て、いつか必ず好きなことで起業しようと思っていました。なので、幼いころからこの座右の銘のもと、夢を持ちながら行動してきました。
起業を志した幼少期時代
私は5人兄弟の末っ子で、上の兄弟はとてもやんちゃでした。なので、最後の頼みの綱という感じで、いわゆる英才教育のようなものを受けて育ちましたね(笑)。小学校の児童会長やサッカー部のキャプテンなどを経験し、常に人の模範となる自分でありたい、そうあるべきであると思いながら、学生時代を過ごしました。
売上ではなく幸せの最大化を目指す
高校の2年間はファッションに興味があったこともあり、アパレルショップにアルバイトとして入りました。初めて働いたアパレルショップは、3か月でクビになってしまいました。当時の私は、自分がおしゃれな販売員でいることを大切にしており、お客様のことは考えていませんでした。販売員は、洋服が好きということだけでなく、お客様のことを考え提案することが大切だということに気付かされました。自分のダメだった部分を見直して再チャレンジしようと、別のアパレルショップにアルバイトとして入ることを決めました。そこで「凡事徹底」ということを学びました。結果が出るまで徹底的にやり通し、成果を作り出すことが、お客様の幸せを最大化することだと気づかされました。それを数値化したものが売上ですが、売上を追うのではなくお客様の幸せを追うという職業観を得ることができました。
お客様に愛を持って接する
私のお店であるラバルバの強みは、他社にはない品揃えの幅に加えて、スタッフの接客力であると思います。お客様に実施しているアンケートには、スタッフの接客力が素晴らしいという声が多く寄せられるんです。
この職業は、お客様の幸せや喜んでいる姿を見ることが好きな人が活躍する職業です。この精神を、利他の精神に徹するスピリッツ=リタスピリッツといいます。この精神を具体化できるスタッフは、お客様にも喜ばれます。元々持っている本当の魅力や潜在能力に気づいていないお客様に対して、私達がスタイリングを通して、気づかせて差し上げるということは、お客様に愛があってできることだと思います。
社員の満足度が高い職場づくり
スタッフには、常に感謝をする心を持って接しています。一緒に働く社員が生きがいを見出せる職場にしたいですね。従業員満足度を高める、顧客満足度を高める、社会貢献度を高める、という三つのことを、事業を行う上で大切にしていて、特に従業員満足度を高めることに重きをおいています。
仕事に対する価値観(職業観)は様々ですが、お客様から喜ばれているという確信が持てる仕事はやりがいにつながります。そういう環境が社員に提供できるような環境作りに努めています。
自分の人生を肯定してもらえることの喜び
多くのお客様に必要とされている人生は幸せです。好きな事業を通して、多くの人の役に立てていることや、スタイリングや洋服に関する悩みを一緒に解決できることは、私にとって喜びであり、生きがいでもあります。
特に、「バルバなしでいられない」、「人生の一部になっている」という声を聞いた時はとても嬉しかったですね。起業家は人生そのものが仕事なので、お店や仕事も自分の人生そのものということになります。なので、そのような言葉をいただくと、自分自身を全て肯定してもらえた気分になるので、何物にも代えがたい喜びですね。
恩返しの場づくり
今後は、長野にテーマパークのような場所を創りたいと考えています。アパレルや食文化など、ライフスタイルをトータルでご提供できるような場づくりをしたいと思っています。長野県に対して愛着があり育ててもらった恩もあるため、信州が輝ける場づくりをしてみたいですね。それを日本、世界へと広めていきたいと思っています。
ファッションを通して、お客様の幸せの最大化を目指しながら、自分の人生そのものである仕事を楽しんでいきたい