拡張現実(AR)の技術を駆使したシステム開発を手掛けるエルバホールディングス(安曇野市)が、地裁松本支部にて破産手続きの開始決定を受けました。帝国データバンク松本支店と破産手続きを担当する弁護士によれば、同社の負債総額は約1億8千万円に上るとのこと。この情報は、9月22日に公表されました。さらに、財産状況に関する詳細な報告会が来年1月29日に開かれる予定です。
2007年1月に設立されたエルバホールディングスは、AR技術を利用して、魅力的な絵本の制作や各種プロモーション活動を積極的に行ってきました。特に、ARを活用した観光PRカードの発行事業では、大町市や市観光協会との間でトラブルが生じるなど、事業運営に難航していました。そして、2022年12月には事後処理を専門の弁護士に委託する形となったのです。