野球少年から熊木住建に入社:家づくりに見る使命と魅力
小・中・高校時代は野球に情熱を注ぎ、将来について具体的な仕事のイメージを持っていませんでした。建築以外の仕事に就くことに特に関心はなく、熊木住建を継ぐことが自分の運命だと高校時代の恩師から勧められた時、自然とその流れを受け入れました。
熊木住建に入社する前、私は自分がまだ会社に貢献できる状態ではないと感じていました。そのため、東京の建築専門学校を卒業後、実務経験を積むために地元ゼネコン会社で働き、数々の公共工事に関わってきました。公共工事では、完成後の顧客の反応を直接見ることができないことに物足りなさを感じ、熊木住建に入社しました。
家づくりではお客様と直接関わり、お引渡し後ご家族の笑顔と感謝のお言葉をいただけます。この直接的なフィードバックに大きな魅力を感じています。
27歳で社長に就任: 熊木住建を率いてきた若きリーダー
私が熊木住建の社長に就任したのは27歳の時でした。熊木住建に入社して5年後、父が亡くなり、私は2代目社長として会社を経営することになりました。現在同世代社長の方々は、親からノウハウを受け継ぎ、困った時には相談できる環境にあったと思います。しかし私は比較的早い段階での社長就任と重責により、経営の難しさを痛感する日々でした。
そんな時にいつも私の支えになったものは、お客様からの感謝のお言葉、社員、パートナー企業の協力です。そのおかげで苦難を乗り越えることもでき今日の私があります。
信頼と実績を築く:熊木住建の人との繋がり
20年ほど前、母校で高校野球の外部コーチをしていたとき、ある日、野球の教え子の保護者から家の建設依頼を受けました。このご家族は、私たち熊木住建ともう一社に見積もりを依頼しており、提案された設計案の中から優れたものを選んで建設を依頼する予定でした。
教え子とその父親は、家づくりを私に任せたいという強い意志を示してくれていましたが、私が社長に就任したばかりであったため、実績が少ないことから教え子の母親は熊木住建への依頼を躊躇していました。しかし、決定日に教え子が母親に対して「わかってるよな」と励ますように言ってくれたことがきっかけで、最終的には熊木住建にご依頼いただきました。
教え子からのこのような能動的な信頼とサポートは大変嬉しく、人との繋がりを今でも一番大切にしています。
兄弟で共に経営する
社長に就任した6年後の2008年、弊社専務で私の2つ下の弟が入社しました。経営を兄弟と共に行う中で、共通の目的・目標を持ち、考えを共有しやすいことは大きな利点でした。しかし、経営者が複数いることで、従業員が混乱することもありました。組織として成長するためには全社員の役割を明確化し、特に兄弟が十分な対話の時間を取り合うことが必要だと思っています。
企業理念「長野のくらしをもっと楽しく」
私の父は、家づくりを通じてお客様に楽しんでもらい、幸せになってもらうことを最優先に考える人でした。父のその姿勢は、私自身の仕事に対する姿勢にも大きな影響を与えています。
私たち熊木住建は『長野のくらしをもっと楽しく』を企業理念とし、お客様、パートナー企業はもちろんのこと地域からも愛され必要とされる『誇り高き地元企業』に成長していきたいと考えています。
私たちが目指す熊木住建社員とは、挑戦を恐れず、自分だけ今だけではなく、みんなにとって、未来にとって良い選択ができる『素直』な人材です。誰かのために尽力し、愛・笑顔と感動を与えつづけることが、成功への近道だと信じています。
長野愛とお客様第一で道を切り開く社長のビジョン