北佐久郡御代田町に本社を置く精密部品メーカーのミネベアミツミは2日、2024年3月期の連結営業利益と純利益の予想を下方修正しました。この修正は、データセンターやスマートフォン関連市場の回復が期待ほど進まなかったことに起因し、2回目の修正となります。営業利益予想は以前の発表から70億円引き下げて700億円(前期比30.3%減)、純利益予想は90億円引き下げて490億円(35.6%減)となりました。
特に、データセンターやスマートフォン向け駆動装置の需要回復の遅れが各利益の減少に繋がると見込まれます。また、前期の旧東京本部ビル売却益による反動減も影響しています。
売上高の予想は1兆4000億円(前期比8.3%増)を据え置き、年間配当予想は前期と同じ1株につき40円(中間配当20円含む)としました。
2023年4月から12月期の連結決算では、売上高が前年同期比10.6%増の1兆533億2400万円、営業利益が22.4%減の512億5300万円、純利益が20.1%減の344億円となりました。
データセンター向けボールベアリングは低調でしたが、航空機向けロッドエンドベアリングの売上は伸びを示しました。また、「アクセスソリューションズ事業」では、自動車部品などの生産台数回復を受け、前年同期比90.9%増の2391億円の売上を記録しました。
ミネベアミツミ株式会社
社名 | ミネベアミツミ株式会社 |
本社所在地 | 本社所在地(軽井沢工場) 〒389-0293 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4106-73 TEL:0267-32-2200 / FAX:0267-31-1350 |
設立年月日 | 1951年7月16日 |
代表者 | 代表取締役 会長 CEO 貝沼 由久(かいぬま よしひさ) |