【社長人事】いろは堂 四代目社長に伊藤拓宗氏

掲載日2023.11.10
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長野市鬼無里を拠点とするおやき製造・販売の老舗、「いろは堂」は、四代目社長として伊藤拓宗氏が新たに就任しました。伊藤氏は、「おやきの無限の可能性を世に広める」という強い決意を表明しています。

いろは堂の拡大戦略とOYAKI FARMの誕生

いろは堂は、本店を鬼無里に構えるほか、善光寺仲見世、長野東急、MIDORI、小布施町、東京都立川市にも店舗を展開しています。そして昨年、篠ノ井には製造と販売を兼ね備えた新施設「OYAKI FARM(おやきファーム)」をオープン。おやきファームでは、製造プロセスの見学やおやき作り体験が可能で、特に地元の小学生たちに人気のスポットとなっています。

伊藤社長は、「現代では家庭でおやきを作る機会が減少している。我々の目指すは、この郷土食を全世代に広めることだ」と語り、おやきファームを通じて、伝統文化の継承と普及に努めています。

伝統から革新へ – いろは堂の進化

もともと和菓子屋としてスタートしたいろは堂は、二代目社長である祖父幸嘉氏の時代におやきの製造を始めました。おやき作りでは、パン製造から学んだ技術が生かされており、品質維持を最優先に、手作業による製造を続けています。

現在、いろは堂には約140人の従業員が在籍し、その多くが30代後半から40代です。伊藤社長は、「伝統を守りつつ、新しい挑戦を恐れない社風を築き上げ、従業員全員が誇りを持てる職場環境を作りたい」と強調します。

世界へ向けた一歩 – パリでの新展開

さらに、いろは堂は12月にパリで開店予定のアンテナショップに出展し、海外進出の可能性を探ります。伊藤社長は、「おやきは多様な製法と味わいを持ち、大きな伸びしろがある食品。このポテンシャルを最大限に引き出すためには、業界としての連携も必要」と話し、祖父の時代から続く伝統の味を守りつつ、それをさらに高めていくことを自身の使命としています。

有限会社 いろは堂

会社名有限会社 いろは堂
住所〒381-4393 長野県長野市鬼無里1687-1
連絡先026-256-2033
8:30~17:00
火曜定休 ※5/8/10月は不定休
 irohado@irohado.com
fax 026-256-3282
創業1925年12月
代表者代表取締役 伊藤拓宗
公式HPhttps://www.irohado.com/
公式HPから引用
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