坂城町に本拠を置く電気部品製造および組み立て業者である昭和電気製作所は、長野県の地裁上田支部から破産手続き開始の決定を受けました。この決定は帝国データバンク長野支店及び破産管財人の弁護士によっても確認されており、負債額は約9000万円に上ると報告されています。
昭和電気製作所は、1966年の設立以来、電子機器メーカーや産業機器部品の製造、組み立てを提供する企業として事業を展開。しかし、同業他社との競争の激化や主要顧客からの受注減少に直面し、経営状況は厳しさを増していきました。特に、2019年の台風19号による災害で部品の供給が一時的に困難となり、その後の新型コロナウイルスの流行は経営状況をさらに悪化させました。
2021年8月期には売上高が約2000万円にとどまり、事業の持続が困難と判断。2022年7月には事業活動を停止し、9月に自己破産を申請するに至りました。