任期満了による山ノ内町長選挙が26日に実施され、新人の会社役員、平沢岳氏(50歳、夜間瀬在住)が、5期目を目指した現職の竹節義孝氏(75歳、渋温泉在住)に1252票の差をつけて勝利しました。平沢氏の勝利は、スキー選手としての背景と国際的な視野を活かした町の活性化案が支持を集めた結果です。
新風を町政に!平沢岳氏が初当選
平沢氏は、1998年の長野冬季オリンピックアルペンスキー日本代表の経験を持ち、昨年12月に町長選挙への立候補を表明しました。国際的な経験とマーケティング知識を前面に出し、町の新たな活性化策を訴えたことが勝因となりました。スキー競技から離れた後も、幅広い層からの支援を得て、草の根活動を通じて町民にアプローチしました。
竹節義孝氏、多選批判に苦戦
一方、竹節氏は農産物の販売促進や医療費無料化など、これまでの実績を訴えましたが、多選への批判の声を覆すことはできませんでした。町政の継続的な発展を訴えたものの、有権者は新たなリーダーシップを求める結果となりました。
投票率は前回選挙を上回る
今回の選挙投票率は59.07%で、2019年の前回選挙より7.51ポイント高く、町政への高い関心が窺えます。山ノ内町民は新しい町長の下での変化と発展に期待を寄せています。