マルコメが乾物販売の伏高と伏見屋高介を子会社化

掲載日2024.1.17
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マルコメ株式会社(長野市)は、老舗のかつお節および乾物類の販売企業である伏高(東京)とその子会社伏見屋高介(東京)を子会社化しました。この戦略的な動きは、2020年12月25日付で完了し、伝統ある発酵食品のさらなる販路拡大とシナジー効果の創出を目指すものです。

伏高と伏見屋高介の伝統と歴史

1918年(大正7年)に創業された伏高は、東京築地の場外市場に店舗を構えるなど、長い歴史を持つ企業です。また、伏見屋高介も同じく1918年に創業され、木場を本拠として卸売り事業を展開してきました。これらの企業は、日本の食文化に深く根ざした商品とサービスを提供してきました。

マルコメによるシナジー効果の追求

マルコメは、この子会社化を通じて、自社が得意とする発酵食品である味噌製造と、かつお節などの伝統的な乾物販売との間に相乗効果を生み出すことを目指します。河野寿之・営業本部顧問が両社の新社長に就任し、経営の強化と販路拡大を図ることになります。

今後の展開と目標

マルコメは、今回の子会社化により、日本の伝統食品の普及と発展に貢献する新たなビジョンを描いています。伏高および伏見屋高介の長い歴史と伝統に敬意を払いつつ、現代の市場に合わせた新しい価値の創造を目指していく方針です。株式取得額は公開されていませんが、この経営統合が両社にとって新たな成長の機会をもたらすことが期待されています。

マルコメ株式会社

会社名マルコメ株式会社
創業1854年(安政元年)
代表者代表取締役社長 青木時男
本社住所長野県長野市安茂里883番地 
公式HPhttps://www.marukome.co.jp/
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