株式会社ホクト（長野市所在）は、2024年3月期の経営成績見込みを修正。前年比較でキノコ価格の高騰が影響し、売上高予想を788億円とし、前年同期比8.0%の増加を見込むものの、以前の予想からは14億円の減額。しかし、コスト抑制策が功を奏し、経常利益39億円（前期比大幅改善）、純利益28億円と予想されています。

配当に関しては、中間配当10円に加え、通常配当を35円、創立60周年を記念した特別配当5円を予定しており、年間で合計50円の配当を予定しています。

また、老朽化が進んだ柳原きのこセンターの閉鎖を発表。1989年設立の同センターは、エリンギ年間約700トンを生産していましたが、今後は他のセンターでの増産により対応する方針です。閉鎖に伴い、約60名の従業員は近隣拠点への配置転換が予定されています。

ホクトは、キノコ生産における先駆者として長野県内外で高い評価を受けており、今回の業績修正と組織再編を通じて、さらなる企業価値の向上を目指します。

ホクト株式会社