ファインモールド、事業停止と自己破産申請を検討

掲載日2024.8.8

長野県小諸市の金型製造会社ファインモールドは、8月5日付で事業を停止し、弁護士に事後処理を一任しました。同社の負債額は約1億7千万円に上る見込みで、自己破産申請を検討しています。

会社概要と業績の推移

ファインモールドは1985年に設立され、自動車部品や家電、充電器向けのプラスチック成形用金型を製造してきました。2007年には年間売上高約2億5千万円を記録するなど、一時は業績が好調でした。

収益悪化の背景

しかし、リーマンショック後の景気後退や主要取引先の製造拠点の海外移転により、事業規模は大幅に縮小。過去の積極的な設備投資や赤字補填を借入金で賄った結果、債務超過に陥り、資金繰りが厳しくなりました。

今後の見通し

現在、負債額は約1億7千万円と推定されており、事業継続の見通しが立たないため、自己破産申請を検討しています。

まとめ

ファインモールドの事業停止は、経済環境の変動や海外移転の影響が大きな要因でした。今後の処理については弁護士が対応し、自己破産申請も視野に入れています。

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