「まんてん」に込めた3つの想い

会社の理念は、「心を元気に、人生に感動を」です。私はホテルの専門学校を卒業後、東京で働いていましたが、将来を考えた際「地元に戻って働きたい」と思うようになりました。「自分はどう生きたいのか」という問いに向き合ったとき、人が繋がり、輝き、元気を与えられる場所を作りたいと強く感じたんです。 居酒屋でのアルバイト時代、常連の方々と深い付き合いが始まった経験から、人と繋がることは心を豊かにし、幸せをもたらすと実感しました。それが居酒屋を始める原動力となりました。また、長野県は日本酒が全国的にも有名であり、それが居酒屋経営の大きな強みになると確信しています。
屋号の「まんてん」には3つの意味があります。1つ目は「100点満点(愛)」です。これ以上にないマル、つまり完璧な状態です。人を認めること、人を受け入れること、そして人を愛すること、この3つを大切にしています。2つ目は「まんてんの星空」です。まんてんの星空のように、人々がキラキラと自分らしく輝く世の中にしたいという想いを込めています。そして3つ目は、「てっぺんを超えてまんてんへ」という意味です。てっぺんというのは山の頂上のようなイメージもありますが、それを超えていこうという高い志を込めて、この屋号に決めました。
前向きな挑戦が困難を乗り越える力になる

私が飲食店で働き始めた頃と現在では、働き方が大きく変わりました。以前は指導も厳しく、創業当初は自分たちが経験してきた厳しいやり方で仲間に接してしまい、1年後にアルバイトが全員辞めてしまうという苦い経験をしました。 そこで初めて仲間の大切さを痛感し、現在は人材育成に最も力を入れています。「社長は孤独」と言われることもありますが、それは自分自身で壁を作っているだけです。私は社員とオープンに語り合う機会を大切にしています。そうして築き上げたチームこそが私の財産であり、同じ志を持つ仲間と生きていくことが何よりの喜びです。
また、コロナ禍という大きな壁にも直面しました。順調だった経営が危機に瀕し、会社が潰れるかもしれない恐怖もありましたが、逆に「このまま消えたくない、もっと勉強しなければ」と奮起しました。先輩経営者のアドバイスを受け、ランチや弁当販売、宅配など、やれることはすべて挑戦しました。 財務面だけを見れば何もしない方が良かったのかもしれません。しかし、逃げずに向き合ったからこそ得られた財産がありました。お金のためだけではなく「何のために、どんなビジョンを描くのか」という目的意識こそが、経営を続ける上で不可欠だと深く学びました。
「人生は楽しんだもん勝ち」という哲学

私は「人生は楽しんだもん勝ち」という言葉を大切にしています。ただ楽をするのではなく、生きがいや感動を味わいながら生きていく。そのために「楽しめる自分」を磨くことは、とても奥が深いことだと感じています。 やりたいことは、失敗を恐れず全部やるべきです。結果がどうあれ、挑戦したことは将来必ず何らかの形で人生に繋がっていきます。また、人を思いやる心や感謝の気持ち、そして「どんな人生にしたいか」という問いを深めておくことは、社会に出たときに必ず自分の助けになるはずです。
さらなる高みを目指すこれからの挑戦

今後はさらに規模を拡大させ、「心を元気に、人生に感動を」という理念をより大きな形で体現していくことが、私たちの使命です。 具体的な目標として、日本企業の「上位3%」に入ることを目指しています。日本にある企業の中で、年商10億円以上の会社は全体の約3%と言われています。つまり「日本企業の上位3%=年商10億円以上の会社」ということになります。この「上位3%」に入ることは、単に売り上げの数字を追いかけるということではありません。お客様から選ばれ続け、仲間が成長し、社会に必要とされる価値を生み出し続ける会社であるということです。その高い目標を達成したとき、仲間と共に「理念を体現し、価値ある組織になった」と喜びを共有できると信じています。そのためにはグループ化を推進し、志を同じくする経営仲間を増やしていくことが重要です。 今後は飲食店という枠にとらわれず、世の中に貢献し、日本や世界を元気にできるような新たな可能性にも挑戦していきたいと考えています。


「心を元気に、人生に感動を」を掲げ、愛ある居酒屋を経営
困難を仲間と乗り越え、世界を元気にすべく挑戦し続ける