無所属の二人が競った、長野県南佐久郡南相木村の村長選挙で、中島則保さん（65歳）が見事3選を果たしました。この選挙は19日に投開票され、中島さんは地元の第八公民館で、約60人の支持者を前にして、次の4年間を「自分の総決算と位置づけ、任せていただいたことを後悔させない村政を展開したい」との抱負を語りました。

信濃毎日新聞デジタルが午後8時46分に当選を速報した際には、会場からは歓声と拍手が沸き起こりました。中島村長は喜びを両手を挙げて表現し、支持者たちと力強い握手を交わしました。

中島村長は2015年に初めて南相木村長に当選し、2019年には無投票で再選されました。今回の選挙戦について、中島村長は「現職としての立場で選挙活動に制約があり、厳しい戦いだった」と振り返ります。また、人口減少に対する対策として、宅地造成や村営住宅の建設、親子留学の推進などを計画していることを明かしました。

一方で、落選した菊池毅彦さん（67歳）は、村の公民館で行われた集会で、支持者約40人に向けて「全ては私の不徳の致すところです。深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。

２０２３年南相木村長選挙　結果

当選　中島則保氏　399

　　　菊池毅彦氏　306

　　　　　　無効　 10