泰阜の老舗・阿南土建が自己破産申請、負債額2100万円

掲載日2023.6.29

泰阜村における土木工事の老舗、阿南土建が金融の厳しい状況を迎え、自己破産の申し立てを行いました。帝国データバンク飯田支店の発表によれば、同社は6月23日に地裁飯田支部へ自己破産を正式に申請。負債の総額は2100万円にのぼるとのこと。

阿南土建は1968年の創業以来、泰阜村を中心に多数の公共工事を手がけてきました。ピーク時の2017年には売上高4200万円を記録するなど、一時は地域の主要な土木工事業者として繁栄を極めていました。しかしながら、近年の受注の不安定さや人手不足の問題が深刻化。これらの要因が重なり、結果として事業継続が困難となったようです。

このニュースは、建設業界全体の厳しい状況や地域経済の現状を浮き彫りにしています。阿南土建の今後の動向や、関連する業界の変化に注目が集まっています。