伊那市に本拠を置くアルプス中央信用金庫は、2023年9月24日に2023年9月中間期の経営成績を発表しました。この報告は、特に大学生や就職活動中の若年層に対して、信用金庫の成長と安定性をアピールする内容となっています。
最も注目されるのは、コア業務純益が前年同期比で2.3倍の1億9000万円に達したことです。これは、有価証券利息配当金の増加によるもので、アルプス中央信用金庫の業務の効率性と利益性を示しています。経常利益は23.4%増の2億5900万円、純利益は26.5%増の2億6200万円という、非常に好調な結果を達成しました。
貸出金残高は、住宅ローンを中心とした個人向け融資の増加により、3月末から0.4%増の1356億3500万円に。預金残高も1.5%増の3460億7900万円と、預金者からの信頼が伺えます。
金融再生法に基づく不良債権残高は2.0%減の87億2900万円となり、不良債権比率も0.17ポイント低下して6.33%に。一方、有価証券の含み損は、国内外の金利の急上昇により18億2500万円拡大し、71億8400万円に。しかし、自己資本比率は0.08ポイント改善し、10.83%になり、財務の健全性が保たれています。
アルプス中央信用金庫
創 業 | 昭和26年6月8日 |
出資金 | 10億1百万円 |
預金積金 | 3,460億79百万円 |
貸出金 | 1,356億35百万円 |
本店住所 | 長野県伊那市荒井3438番地1 |