コムツール(長野県諏訪郡下諏訪町に本社を置く自動車部品製造企業)は、2024年1月1日に地裁諏訪支部から破産手続きの開始決定を受けました。負債額は約9,400万円です。
2004年に創業したコムツールは、主にトラックやバス向けのターボチャージャー(過給機)を製造してきました。しかし、リーマン・ショック後の市場の変化により、受注が減少し、業績が低迷しました。2012年4月期にはリニア中央新幹線関連の部品で一時的な売上1億1,800万円を達成しましたが、それ以降も業績の回復は見られませんでした。さらに、代表者の健康問題もあり、2017年ごろには事業を一時停止せざるを得ない状況に陥りました。
有限会社コムツール
有限会社コムツールは、長野県諏訪郡下諏訪町に本社を置き、2005年に設立されました。現在の代表者は小林修二氏で、従業員数は4名です。資本金は300万円で、主に金属製品、輸送用機器、精密機器などの製造を行っています。特にCNC旋盤加工、マシニング加工、ロストワックスなどの加工技術を得意とし、自動車部品や精密部品の製造を行っています。