上田市に本拠を置くシーティーエスは、2024年3月期の連結業績予想を修正しました。当初の予想から5億円下方修正し、売上高を110億円（前期比1.9%増）と見込んでいます。この修正は、建設工事現場での専用クラウドサービスの利用拡大に向けた経営資源のシフトにより、測量機器の販売が予想を上回るペースで減少したためです。

経常利益と純利益に関しては、それぞれ27億7000万円（1.8%増）、19億3000万円（9.7%増）と、前回の予想から変更はありません。

また、シーティーエスは2024年3月期から2026年3月期にかけての配当に関して、配当水準の維持または増配を目指す方針を採用しました。2024年3月期の年間配当予想は、前回の予想から2円50銭引き上げ、22円50銭（前期は22円）としています。これにより、12期連続の増配が見込まれています。

2023年4月から12月期の連結決算も発表され、専用クラウドサービスの好調さが反映され、売上高は前年同期比1.1%増の82億4300万円、経常利益は4.4%増の21億2200万円、純利益は10.1%増の14億2400万円となりました。

株式会社シーティーエス