アイシー企画、ゴルフ練習場運営の末に破産手続き開始

掲載日2024.8.4

長野県茅野市でゴルフ練習場を運営していたアイシー企画は、2024年7月24日、長野地裁諏訪支部から破産手続き開始の決定を受けました。帝国データバンク松本支店と破産管財人の弁護士によると、負債額は約2億8千万円に上るとされています。

アイシー企画の歴史と経営問題

アイシー企画は1992年に設立され、茅野市宮川で「ゼットン」というゴルフ練習場を運営していました。しかし、建設に伴う設備投資の負担が大きく、関連会社が2001年に倒産した影響も受け、財務状況は悪化の一途をたどりました。最終的には2022年2月に事業を停止せざるを得なくなりました。

破産手続きの詳細

今回の破産手続きに関しては、長野地裁諏訪支部により決定され、鳥川秀司弁護士が破産管財人として選任されています。これにより、同社の財務整理が進められることになります。

破産の背景

アイシー企画の破産の主要な原因は、以下のように分析されています。

設備投資の負担:ゴルフ練習場の建設に伴う高額な設備投資が重くのしかかりました。
関連会社の倒産:出資を受けていた関連会社が2001年に倒産したことで、財務状況が一層悪化しました。
経営困難:継続的な経営困難が続き、最終的には事業を停止するに至りました。

茅野市のゴルフ練習場経営の影響

今回の破産手続きは、茅野市内のゴルフ練習場経営にも大きな影響を及ぼすと考えられます。地域のゴルフ愛好者にとっても、練習場の閉鎖は痛手となります。

今後の展望

破産手続きの進行に伴い、同社の財務整理が進められる一方で、地域経済やゴルフ業界への影響も注視する必要があります。長野県内の他のゴルフ練習場にも、今回の破産がどのように影響するかが注目されます。

アイシー企画の破産手続き開始決定は、地域経済やゴルフ業界に大きな波紋を広げています。今後の動向に注目が集まります。

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