松本信用金庫(松本市)は最近、2023年9月の中間決算を発表しました。特に注目すべきは、主要業績であるコア業務純益が前年同期比4.7%増の7億3700万円に達したことです。これは、有価証券と預け金の利回りが上がり、経費削減に成功した結果です。投資信託を除いたコア業務純益も26.9%増と、学生や転職希望者にとって安定した経営を示しています。
経常利益は17.5%増の6億1800万円、純利益は24.6%増の5億2500万円と、ともに堅調な成長を遂げました。
預金残高は前年3月末から2.0%増の4485億9600万円。一方、企業向け設備投資や住宅ローンが安定しているものの、新型コロナウイルス対策の「ゼロゼロ融資」の早期返済の影響で、貸出金は0.9%減の2047億5700万円となりました。
不良債権残高は前年比0.9%減の114億9000万円、不良債権比率はわずかに下がり5.56%。有価証券の含み損は増加しましたが、自己資本比率は14.47%と、引き続き安定しています。
松本信用金庫
本店所在地 | 〒390-0873 長野県松本市丸の内1番1号 |
電話 | 0263-35-0001 |
設立 | 大正11年2月 |
預金 | 4,396億円(令和5年3月現在) |
貸出金 | 2,066億円(令和5年3月現在) |
出資金 | 10億円 |