長野計器株式会社（上田市）は、2024年3月期の連結業績予想を修正しました。工場設備関連の機器販売が低調にもかかわらず、価格転嫁の進展などにより、売上高は前期比10.0%増の666億円に至る見込みです。これは昨年5月の前回予想より12億円減少するものの、過去最高売上を更新する水準を維持します。また、経常利益は39.3%増の69億円、純利益は31.9%増の45億円と、共に前回予想を上回る成果を見込んでいます。

圧力計測制御機器事業では、工場ラインの動力源に使われる空気圧機器などが当初予想に届かないものの、圧力計や圧力センサー事業の好調に支えられています。2023年4月から12月期の決算では、売上高が前年同期比12.8%増の524億1500万円、経常利益は74.4%増の60億4800万円、純利益は88.4%増の40億1100万円となりました。

さらに、年間配当予想も前回予想から4円増の1株あたり40円（中間配当18円含む）に上方修正されました。長野計器は、圧力計測事業を核に、長野県のモノづくり業界でさらなる企業価値の向上を目指しています。

長野計器 株式会社