負債総額1億600万円:ナンシン事務機と南信ファイリングが事業停止

掲載日2024.7.7

事業停止と負債額

岡谷市に拠点を置く事務用機器卸売り業の株式会社ナンシン事務機と、その関連会社である南信ファイリング株式会社は、7月3日までに事業を停止し、弁護士に事後処理を一任しました。帝国データバンク松本支店によると、両社の負債総額は約1億600万円に上ります。現在、自己破産申請の準備に入っています。

株式会社ナンシン事務機の概要

株式会社ナンシン事務機は1948年に創業し、事務用機器の卸売を中心に、修理やメンテナンス業務を手がけてきました。最盛期である2001年5月期には、売上高が1億7200万円に達しました。しかし、得意先の海外シフトやペーパーレス化の進展により受注が減少し、2021年には事務用機器の卸売業から撤退しました。

南信ファイリング株式会社の概要

南信ファイリング株式会社は、パーティションや作業台の販売および設置を主な業務としていましたが、こちらも得意先の海外シフトの影響を受け、収益が悪化しました。さらに、両社の代表者が体調を崩したこともあり、事業継続が困難となりました。

今後の見通し

両社の事業停止は地域経済に影響を与えると考えられますが、事後処理が円滑に進むことを期待しています。これからも最新情報を提供し、読者の皆様に役立つ情報をお届けしていきます。

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