長野市「オフィス・カラサワ」、破産手続きを開始 新型コロナウイルスの影響でデイサービス事業が打撃

掲載日2023.6.19

長野市のデイサービス事業者「オフィス・カラサワ」が破産手続きの開始決定を受けました。最新の情報によれば、負債額は約6400万円に上るとのこと。

【オフィス・カラサワの経緯】

オフィス・カラサワは、2018年5月に長野市内で設立されました。同社は、リハビリ型のデイケアサービス施設「レコードブック長野運動公園前」を運営してきた実績があります。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受け、利用者の減少が続出。22年4月期の売上は約2千万円と大幅に減少し、経営の難航が続いていました。

【破産申請の背景】

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中、オフィス・カラサワの売上は大きく落ち込み、赤字が拡大。その結果、債務超過となりました。先行きの見通しも不透明と判断し、最終的には今年4月に事業を閉じ、5月23日付で自己破産を申請したのです。

このような事例は、新型コロナウイルスの影響を色濃く受けた多くの業種、特にデイサービス事業に見られるものです。今後も、経済環境や業界の動向に関する情報を随時、更新してまいります。