サンコー（塩尻市）は、2024年3月までの連結業績予想を上方修正しました。この修正は、海外子会社で米国の電気自動車（EV）向け製品の受注が好調だったためです。売上高は前回の予想を7億円上回り、165億円（前期比5.3％増）に見込まれています。また、原材料価格の高騰に伴う価格転嫁がほぼ完了し、海外拠点での製品輸出に伴う為替差益も計上され、経常利益は2億5500万円増の8億3500万円（前期比46.8％増）、純利益も1億7000万円増の5億9000万円（前期比40.3％増）に修正されました。同時に発表された2023年9月中間期の連結決算では、売上高は前年同期比12.0％増の85億1500万円となり、半導体供給不足の解消や国内自動車関連の堅調な受注に支えられました。

株式会社サンコー