釜屋電機(神奈川県大和市)は、子会社の双信電機(佐久市)を完全子会社化するための株式公開買い付け(TOB)を発表しました。この手続きは、双信電機が市場から上場廃止となることを意味します。双信電機は、ノイズフィルターなどの製造で知られ、東証スタンダード市場に上場しています。釜屋電機はこれにより、グループ全体の販売チャンネルを利用した製品の拡販を目指します。
釜屋電機は既に、台湾の電子部品大手ウォルシンテクノロジーの孫会社であり、2020~21年にかけて行われた前回のTOBに続き、双信電機の株式約48.15%を保有しています。今回のTOBは、双信電機の株式を1株480円で買い付け、5月9日まで実施されます。この取り組みは、双信電機の自己株式を除く、目標とする株式数を達成することを目指しています。
双信電機は、このTOBに賛同し、株主に対して買い付けへの応募を推奨することを決議しました。これにより、釜屋電機は双信電機を通じて、パワーエレクトロニクスや情報通信分野でのサービス拡充と、長野県を含む地域社会への貢献を目指すことになります。
双信電機 株式会社
商号 | 双信電機 株式会社 SOSHIN ELECTRIC CO., LTD. |
本社所在地 | 〒105-0023 東京都港区芝浦1丁目1番1号 浜松町ビルディング 14F 代表 TEL: 03-5730-4500 / FAX: 03-5730-4504 |
代表者 | 代表取締役社長 杉山雅彦 |
公式HP | https://www.soshin.co.jp/ |