佐久市に本社を置く双信電機は、2023年12月期の連結決算を31日に発表しました。前期の決算期変更により、前期比較は非公表ですが、売上高は116億7200万円（2022年4月～12月の9カ月間は95億300万円）、経常利益は3億5900万円（同5億1200万円）、純利益は8200万円（同3500万円）となりました。

部門別では、ノイズフィルターなどを手掛ける「パワーエレクトロニクス」部門が68億9000万円（前9カ月間は48億1700万円）と好調で、特に工作機械向けや医療機器向けが堅調に推移しました。一方で、半導体製造装置向けは落ち込みました。通信機器や自動車向け電子部品を扱う「情報通信」部門は、世界経済の減速の影響で50億1400万円（前9カ月間は48億3700万円）と伸び悩みました。

2024年12月期の連結業績予想では、半導体製造装置市場の低迷が続く見込みのため、売上高を前期比10.0%減の105億円、経常利益を30.6%減の2億5000万円、純利益を69.6%増の1億4000万円と予測しています。年間配当は1株あたり2円引き下げて4円を予想しており、株主総会は3月22日に予定されています。

▽連結純利益　８２００万円▽配当　１株につき６円・中間配当４円含む＝１億２００万円

双信電機 株式会社