長野県飯田市を拠点とする治工具製造の泰聖精機が、2026年1月27日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。
泰聖精機 事業停止の概要と負債
帝国データバンク飯田支店および代理人弁護士の情報によると、泰聖精機は事業を停止し、事後処理を弁護士に一任しました。負債額は現在調査中ですが、約2800万円とみられています。
創業から売上減少の経緯
泰聖精機は1975年(昭和50年)に創業し、半世紀近くにわたり治工具製造を手がけてきました。主に機械部品メーカーを顧客とし、製造設備向けの精密な部品を供給していました。
しかし、同社は薄利な収益構造を抱えていた上に、国内製造業の海外シフトという構造的な荒波にもまれました。売上高は2008年1月期の約1億4400万円をピークに減少傾向にあり、2025年1月期には約6000万円まで落ち込んでいました。
再建断念と自己破産への道
2024年に現社長が就任し、経営改善の模索が始まりました。工場の売却などを通じて債務の返済を図り、事業の存続を目指しましたが、交渉は難航し工場の引き取り手は見つかりませんでした。
資金繰りの目途が立たない中、2025年12月に再建を断念し、今回の事業停止、そして自己破産申請への準備に至りました。
長野県飯田市という地域産業を支えてきた企業の廃業は、地域経済にとっても残念なニュースとなりました。今後の法的手続きの動向が注目されます。
企業概要(泰聖精機)
| 項目 | 内容 |
| 企業名 | 泰聖精機(たいせいせいき) |
| 本社所在地 | 長野県飯田市 |
| 創業 | 1975年(昭和50年) |
| 代表者 | 現社長(2024年就任) |
| 主要事業 | 治工具製造(機械部品メーカー向け製造設備部品) |
| 現状 | 事業停止、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請準備中 |
| 負債総額 | 約2800万円(調査中) |
| 過去売上 | 約1億4400万円(2008年1月期) → 約6000万円(2025年1月期) |

