【倒産破産情報】唐木建築工業所が事業停止、自己破産へ

掲載日2023.12.14

建築工事業を営む唐木建築工業所(松本市)は、2023年7月7日をもって事業を停止し、自己破産申請の準備を進めています。この手続きは、専門の弁護士に一任され、負債総額は現在調査中ですが、約1億円にのぼる見込みです。

長年の歴史に幕を閉じる

1969年(昭和44年)に法人化した唐木建築工業所は、長年にわたり伝統的な木造住宅の建築に携わってきました。ピーク時の1991年12月期には、売上高約4億9400万円を記録していましたが、競争の激化などにより、2020年12月期には売上高が約5900万円にまで落ち込みました。

資金繰りに行き詰まり、自己破産申請を決断

市場の変化や競争の激化により業績が低下し、債務超過の状態に陥っていた唐木建築工業所は、業績回復のための努力を重ねてきましたが、最終的には資金繰りが行き詰まり、自己破産申請を決断しました。この決断は、建築業界内での厳しい経済環境を反映しており、業界関係者や関心を持つ社会人にとっては大きなニュースとなります。

倒産破産