小県郡長和町に拠点を置く水産養殖および加工業のドリームウィングス株式会社は、16日までに事業の停止を決定し、弁護士に事後処理を一任しました。帝国データバンク長野支店および関連の弁護士によると、同社は約1億円の負債を抱え、自己破産の申請準備を進めています。

2017年の設立以来、ドリームウィングス株式会社は長和町特有の湧き水を用いてチョウザメを養殖し、そのキャビアや燻製を製造。また、地元食材を活用したベトナム総菜の提供も手掛けるなど、地域の特色を生かした事業展開を行ってきました。

しかし、新型コロナウイルスの流行による売上減少と、パンデミック後の受注増による在庫不足が事業を圧迫。さらに、代表の体調不良も重なり、先行きの見通しを立てることが困難になり、このたび事業を停止するに至りました。

ドリームウィングス株式会社