中野市に本拠を置き、キノコ生産で知られる悦和産業が、2024年2月27日付で長野地裁から破産手続きの開始決定を受けました。帝国データバンク長野支店と担当弁護士によると、同社の負債総額は約7億円に上ります。
悦和産業の事業内容と挑戦
2015年の設立以来、悦和産業はエノキタケを中心に、クロアワビタケやヒラタケなどのキノコ生産を手掛けてきました。しかし、新しい工場建設のための複数の金融機関からの借入れによる重い債務負担が、収益性の低下を招きました。
業績と事業停止
2020年5月期の売上高は約3億円と報告されていますが、収益性の低下により、2021年7月に事業を停止。事業の譲渡を模索しましたが、解決には至らず、債権者からの第三者破産申立てにより破産手続きが開始されました。