【倒産破産情報】前橋急行運送、自己破産へ – 競合とコロナ禍による業績低迷

掲載日2024.2.9

群馬県前橋市を拠点に運送業を展開していた前橋急行運送が、約3億6600万円の負債を抱え、事業を停止しました。1949年の創業以来、自動車ディーラーをはじめとする顧客からの車両運送受注を中心に業務を行ってきましたが、競合の激化と新型コロナウイルス感染症の拡大による運送量の減少が業績を直撃。経営再建のための新型コロナ関連融資も業績回復には至らず、経営を断念するに至りました。

事業拡大の裏で増大した負担

同社は、須坂市に営業所を設け、自動車部品や工業製品、食品などの運送にも手を広げるなど事業を拡大。2009年2月期には約9億3000万円の売上高を記録していましたが、運送用車両の購入や拠点整備などで負担が増大。加えて、新型コロナウイルスの影響で運送量が大幅に減少し、2023年2月期の売上高は4億円前後にまで落ち込みました。

資金繰りの悪化と経営の断念

燃料費の高騰によるコスト増加なども重なり、資金繰りが逼迫。新型コロナ関連融資を利用した経営再建の試みもありましたが、事業継続の見通しが立たなくなったことから、2023年3月1日に事業を停止。事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入りました。

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