長野市に拠点を置く自動車部品・工具卸売り業の大道商会が、29日付で事業の停止を決定し、その事後処理を弁護士に委ねました。帝国データバンク長野支店および関連する弁護士によると、同社は約1億7000万円の負債を負っており、自己破産申請の準備を進めています。
1951年に設立された合名会社である大道商会は、車検や事故車修理に必要な交換部品や工具などを長年にわたり提供してきました。しかし、経営に必要な人材不足による売り上げの低迷や、資金繰りの悪化が続きました。さらに、後継者不在の状況もあり、事業の継続が難しいと判断し、事業停止に至った経緯があります。