伊那市のリビング花岡 自己破産申請準備へ

掲載日2023.12.9

伊那市を拠点とする家具販売企業、リビング花岡が4日までに事業を停止し、その事後処理を弁護士に委ねました。帝国データバンク松本支店の報告によると、同社は約5000万円の負債を負っており、自己破産申請の準備を進めています。

2008年に設立されたリビング花岡は、ベッドや家具、毛織りじゅうたん、節句人形などの販売を手掛けてきました。しかし、大手量販店や通信販売業者との競争が激化し、業績は次第に悪化していきました。市場の変化に伴う厳しい環境と先行きの不透明感が重なり、経営を継続することが困難になりました。最終的に、同社は11月末に事業の停止を決定しました。