
上田市に拠点を置く飲食店運営企業、テンショウライフが地方裁判所上田支部から破産手続き開始の決定を受けました。この決定は10日付で、帝国データバンク長野支店および破産管財人の弁護士によると、同社は約9100万円の負債を抱えています。
テンショウライフは1925年(大正14年)に製氷・冷蔵倉庫業として創業し、1929年には合資会社へと移行しました。1990年には自社ビルを新築し、飲食店運営や健康用具の販売に業務を拡大しましたが、1996年以降は麺類提供の飲食店のみを運営するようになり、売上が大幅に減少しました。自社ビル建設に伴う借り入れ返済の負担が重く、資金繰りが逼迫し、2014年に事業を停止していました。