安曇野市にある飲食店運営企業「わたべ」が、松本地方裁判所松本支部から破産手続き開始の決定を受けました。この決定は6日付で、帝国データバンク松本支店と破産管財人の弁護士によると、わたべの負債総額は約2680万円に上ります。
2003年に設立されたわたべは、安曇野市穂高に位置する「食彩厨房わたべ亭」を運営。地元で親しまれる飲食店として知られていましたが、新型コロナウイルスの影響による経営環境の悪化が続きました。金融機関からの支援を受けるなどの努力もありましたが、2021年10月に前代表が死去し、経営の先行きが見通せなくなり、事業を停止していました。
この破産は、安曇野市の飲食業界にとって大きなニュースです。特に、新型コロナウイルスが地域経済に及ぼす影響の一例として、多くの関心を集めることになるでしょう。