「ボンド」のコニシが中信建設(千曲市)を子会社化、土木事業を拡大目指す

掲載日2023.1.29

接着剤「ボンド」の製造で広く知られるコニシ株式会社(本社:大阪市)は、土木工事業界での事業拡張を目指し、千曲市に本社を置く中信建設株式会社の全株式を取得し、この度完全子会社化を実現しました。この戦略的な動きは、コニシの自社開発接着剤を利用した道路や橋などの改修事業をさらに強化するための一環です。

コニシの歴史と事業展開

コニシは1870年に創業し、2001年からは自社技術を活かした土木事業へと本格的に参入しました。2022年3月期の売上高は1136億7100万円に上り、そのうち土木工事が約15.9%を占めています。これにより、コニシは「ボンド事業」や「化成品事業」と並ぶ主要事業の一つとして土木工事を位置づけています。

中信建設の業務と実績

一方、中信建設は1920年に創業し、従業員数は21名。公共施設や集合住宅の建設、道路や護岸工事など幅広い分野で活動しています。2021年12月期の売上高は26億8800万円でした。

完全子会社化のメリット

株式取得は6日付けで行われ、買収額は非公表です。中信建設は、コニシの資金力や全国規模の営業ネットワークを背景に、さらなる成長を見込んでいます。また、子会社化に伴う社名変更は予定されていません。

今後の展望

コニシは、土木建築物の補修・改修用接着剤や、外壁補修、耐震補強工法などを開発し続けています。老朽化が進むインフラへの対応として、これらの技術を活かせる機会が今後も増えると見ています。経営企画室は、「自社や子会社の工事現場でこれらの製品や工法を積極的に活用し、事業間での相乗効果を高めていく」と述べています。

中信建設

公式HPをスクショ
会社名中信建設株式会社
役員代表取締役社長 諏訪 和孝
創業1920年8月10日
設立1944年6月11日
資本金2,000万円
公式HPhttps://www.chushin-kensetsu.co.jp/