大正製薬HDのMBOに応じ、養命酒が株式売却発表

掲載日2023.12.20

養命酒製造は12日、大正製薬ホールディングス(HD)が行うMBO(経営陣による買収)に参加し、所有する全株式を売却すると発表しました。売却する株式数は発行済み株式のわずか0.3%に相当し、28万7100株です。この取引は大正製薬HDのオーナーが率いる会社が行うTOB(株式公開買い付け)に応じる形です。売却価格は1株当たり8620円で、総額は約24億円に上る見込みです。さらに、2024年3月期には関連会社株式の売却による特別利益として約4億5000万円が計上される予定です。

養命酒株式会社

養命酒製造株式会社(YOMEISHU SEIZO CO., LTD.)は、1923年に東京都渋谷区南平台町に設立され、16億5,000万円の資本金を持ち、東京証券取引所プライム市場に上場しています。代表取締役社長COOは田中英雄氏です。

同社の主な事業目的は、養命酒の製造販売や酒類、医薬品の製造販売を含み、これらの原料品や副産品の製造販売、輸入も行っています。また、食料品の製造販売や通信販売業、飲食店の経営、理化学や薬学に関する分析・検査の受託、環境計量証明、不動産取引、自然エネルギー発電および電気供給など多岐にわたります。

2024年3月期の年間売上は102億円で、従業員数は301名です。

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