長野市の長野県酒造組合は8月25日に総会を開き、薄井商店(長野県大町市)の社長である薄井朋介会長が任期満了に伴い退任をすることを、後任として宮坂醸造(長野県諏訪市)の社長である宮坂直孝氏の就任を決めました。任期は2年となります。
長野県酒造組合
長野県は日本で2番目に多い約80の日本酒メーカーが集まっている「日本酒の県」。その長野県内の日本酒メーカーで構成されている長野県酒造組合は、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律による団体です。
薄井商店(長野県大町市)
薄井商店は、創業明治39年、信州・信濃大町で地酒を造る酒蔵です。白馬錦は地元農家との契約栽培米を使用した信濃大町産100%の米と水で作る、北アルプスの雪解け水のような旨口のお酒は甘からず、辛からず、さらっと呑みやすいが味が特徴です。信濃大町産の契約栽培米と北アルプスの清冽な水、恵まれた自然環境のもとで酒造りを続けており、北アルプスの雪どけ水のような透明感のある味わいの日本酒を追求しています。定番の純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒から季節限定酒など白馬錦らしい味を楽しめる。
薄井朋介
1952年(昭和27年)長野県大町市生まれ。東京農業大学醸造学科卒業。1979年(昭和54年)四代目代表取締役に就任。趣味はミニカー収集。「4,000までは数えたが、そこから先は数えていない」。
宮坂醸造(長野県諏訪市)
宮坂醸造株式会社(七号酵母発祥の酒蔵)は、1662年創業「真澄」の蔵元です。清冽な水と冷涼な気候に恵まれた信州諏訪で、諏訪大社のご宝物「真澄の鏡」を酒名に冠した酒を醸し続けています。品評会で抜群の入賞歴を残すと共に、現在でも全国過半数の酒蔵で使われている優良清酒酵母“協会7号”の発祥蔵としてもその名を馳せてきました。
宮坂直孝
1956年(昭和31年)諏訪市出身。慶應義塾大学商学部卒。米国ワシントン州ゴンザガ大学にてMBA取得。 1983年、宮坂醸造株式会社入社。2004年、香港に子会社「Cella MASUMI Asia Limited」を設立。2007年4月、代表取締役社長に就任。2010年11月、諏訪商工会議所副会頭に就任(~2016年)。
2012年、日本吟醸酒協会理事長に就任(~2016年)。趣味は老舗巡り、バードウォッチング、諏訪湖でのカヌー遊び、たき火、読書。