シチズン時計株式会社（本社：東京）は、このたび工作機械製造を手掛ける子会社、シチズンマシナリー株式会社（北佐久郡御代田町）の新社長として、伊奈秀雄氏（58）の任命を決定しました。この人事は2024年4月1日より効力を発揮します。これにより、中島圭一現社長（65）は同日より取締役相談役へと移行します。シチズンマシナリーにおける社長の交代は、11年ぶりの出来事です。

伊奈秀雄氏の経歴とビジョン

伊奈氏はシチズンマシナリーの一員として長年にわたり、特に工作機械の技術面での顧客対応や営業活動に尽力し、中国における駐在経験も持つ、同社の重要人物です。彼のリーダーシップのもと、シチズン時計ではさらなる事業拡大と革新を目指します。

中島圭一氏の功績と今後

中島圭一氏は2013年の社長就任以来、シチズンマシナリーの安定した成長を牽引し、昨年には御代田町本社工場に新工場棟を完成させるなど、国内外での事業拡大を実現しました。売上高は2014年3月期の417億円から、2024年3月期には790億円を見込んでおり、2031年3月期までには目標とする売上高1000億円の達成を目指しています。

シチズンマシナリーへの期待

シチズン時計は、伊奈氏の就任により、売上高1000億円達成に向けた事業のさらなる成長と発展を強化する方針です。これは、技術革新をリードし、市場のニーズに応える高品質な工作機械を提供し続けることにより実現されます。

伊奈氏の専門知識と経験、そしてシチズングループ全体の強力なバックアップにより、シチズンマシナリーは新たな時代を切り拓く準備が整いました。

シチズンマシナリー株式会社