安藤 正高

株式会社 ANDO 
安藤 正高
MASATAKAANDO

苦難に見舞われながらも様々な新規事業に挑戦し、空き物件のリノベーションを通して地域の賑わいを取り戻す社長

【上田市】ANDO 安藤正高

苦難に見舞われながらも様々な新規事業に挑戦し、空き物件をリノベーションし地域の活性化に取り組む株式会社ANDOの安藤社長に、今の事業に至るまでの経緯や今後の展望についてお話を伺ってきました。

インタビュアー
池田 洋輔

駅と宿場町とワイナリーをつないで地域の魅力を掘り起こす。地域のコーディネーターとしての役割を担いたい

さまざまな事業を展開、そして撤退。苦難を乗り越えスタートした不動産事業

現在は不動産業を営んでいますが、以前は食品残渣のリサイクル、ホテル向けエアコンクリーニングなど様々な事業を展開していました。しかし資金調達の難航や、ビジネスパートナーの不幸、事業モデルの欠陥などから撤退を余儀なくされました。その後はハウスクリーニングのFCに加盟しましたが、自らが主体となってお客様を集客してサービスを提供するというビジネスの基本中の基本が欠落しているという事実に気づき、撤退することにしました。

当時は家族を路頭に迷わせないために、会社員という選択肢も考えましたが、今まで経営者としてやってきたことと、なにより自分で主体的に仕事をやっていきたいという思いから、経営者を続ける決意をし、現在の不動産業を始めました。

大屋とのご縁と空き家リノベーション

現在、上田市のしなの鉄道大屋駅前に会社を構えていますが、ここは妻の実家の一部なんです。母親もこちらの出身だったので、子どもの頃から馴染みがありました。敷地内にすまいを建てさせてもらうことになったのですが、義理の父が亡くなった後、一部の区画が空き家になり管理などの扱いに悩んでいました。放置すれば近隣とのトラブルに繋がりかねないと思っていた時、飲食店のためのスペースを必要としている人と偶然出会うことになったんです。それが取り壊しが決まる直前だったこともあり何か運命的なものも感じ、なにより生前に義父から資産を有効活用してほしいという願いがあったので快く貸し出すことにしました。

空き家を負の遺産にするのではなく、リノベーションすることで空き家を生まれ変わらせる。そのような実体験から、空き家リノベーション事業をスタートしました。

感謝。多くの人に支えられて今がある

大切にしていることは、「感謝という言葉」しかありません。実際に自分で事業をやっていく中で、多くの失敗体験をし、様々な人に助けられ、大変な時は家族に支えられてきました。多くの人に支えられてきたことを考えると、やはり「感謝」以外ありません。

事業撤退の苦しい時でも不動産、別事業としていた不動産賃貸業が会社の支えになってくれました。会社経営においてストック型ビジネスを構築することの重要性を実感しました。今まで私の経歴を振り返り、私自身の経験を活かして、経済的に豊かになりたい、なろうとする人の助けになりたいと考えます。

今後の展望をお聞かせください

会社から大屋駅を見ると、朝と夜は通勤通学でごった返してるんですが、昼間は本当に人がいないんです。たまに駅から降りてくる人がいても、何もないから帰ってしまう、そんな光景を何度も見てきました。この地域周辺に何かないのかと思い調べると、ワイナリーや宿場町などの魅力が散見されています。

こんな魅力がある中、さらに地域の魅力を掘り起こし線でつなげるようなイベントを企画すれば、もっと活気づくのではないかと思い、上田市とキリンホールディングスの協力を得て今回ワインイベントを開催することになりました。ワインの他にも地域の魅力はまだまだあるので、今後は地域の魅力と駅など様々なものを繋げて、大屋を活気づかせていく地域のコーディネーターとして頑張っていこうと考えています。

現在1階部分にはイタリアンレストランと学習塾が入っているのですが、二階の空きスペースを有効活用したいので、起業を志す人へのシェアオフィスを考えています。今まで数多くの事業を立ち上げた経験から、起業で苦労するのは0を1にする段階だと身に染みています。そこをサポートできるように、家賃負担を少なくして志を共にする仲間が集えるような場所を作りたいなと思っています。

安藤 正高
安藤 正高
MASATAKAANDO
1970年生まれ。長野県上田市出身。 芦屋大学教育学部卒業。 1994年、安藤建設株式会社に入社。 2005年、株式会社ANDOの代表取締役に就任。
株式会社 ANDO 
住所 〒386-0152 長野県上田市大屋482番地1
電話 0268-71-6708
東信 50代社長 創業10年以上 社員数10人未満 地域密着型 不動産

本記事のインタビュアー

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