長谷川 忠久

株式会社OLYMPUS.
長谷川 忠久
TADAHISAHASEGAWA

すべての人が生きやすい社会を作るために多くの人と協力しながら、会社の理念を軸に挑戦し続ける社長
掲載日2023.1.14

OLYMPUS. 長谷川忠久社長「社会環境や自然環境をよくしたい」【長野市】

すべての人が生きやすい社会を作るために多くの人と協力しながら、会社の理念を軸に挑戦し続けるOLYMPUS.の長谷川忠久社長に、会社や活動を通して全ての人が生きやすい社会を作るためにどのように地球に貢献しているのかについてお話を伺ってきました。

インタビュアー
森澤 彩夏

様々な技術力を武器に、人が生きやすく地球の自然環境を守りながら持続的に地域に愛され続ける会社

目次

妻への感謝

長野に来てからヴァンパイアハウスという新感覚居酒屋や現場経験を生かした内装業など様々な事業を行ってきました。しかし、一度全ての事業を畳み、奥さんと2人でバルーンアートの講習を受けて、一からバルーンアートのお店を始めました。子供が産まれる直前までバルーンアートを作ってくれるなど奥さんが支えてくれました。

エネルギー事業のはじまり

エネルギー事業を始めたきっかけは、コロナウイルスが流行る前にリフォームの仕事でお世話になっていた電気工事会社の経営改善のために、一緒の会社で働かないかと声をかけたのが始まりです。そこから、新電力やEV、スマート家電が扱えるように勉強し、電気が循環できる仕組みづくりをしたいと思うようになりました。

勉強し続ける理由

私は経営の勉強や事業のための資格取得の勉強をし続けています。なぜかというと、私は経営者が勉強しないと、社員の夢を叶えられる環境を整えることができず、社員のやる気を削ぎ、辞めてしまうことに繋がり、最終的に会社を潰すことになると思っているからです。私は戦国武将でいうと先陣切って戦うタイプなので、社員が社長についていきたいと思ってもらえる存在になりたいと考えています。そのためにも資格の勉強などに挑戦し続けて何百年も残る会社を作りたいと考えています。

社員の成長が喜び

新卒採用一人目は児童養護施設出身のIT関係に強い人でした。特にコロナ渦で経営が苦しいときに、HPを作る事業をその社員が行ってくれたため、会社に利益を出すことができました。最初はその人のために、自分がなにかしなきゃいけないという思いで雇いましたが、結果として私が救われることになりました。

また、中小企業の研修に参加してもらったときに大勢の前で「今後の目標は社長の右腕になって、会社の社長になる」と宣言してくれました。そうやって、社員が成長してくれている姿を見ることがすごく嬉しいです。

ターニングポイント

私が幾つかの会社を経営するのは0から1を生み出すのが得意な人間だからです。興味があることがあれば1日で企画をまとめ、プレゼン資料を作ってしまいます。そのため、一時期は6事業くらいしていました。2年前に中小企業の勉強会に入らせていただき、そこで教えてもらったマネージメントゲームを使って会社の事業を全て見直した結果、我が社は社員1人で様々な業務を行い、会社を回すマルチタスクタイプだと分かりました。

しかし、考えることが多すぎるため疲弊してミスが多くなりやすいことに気がつきました。それがきっかけで事業を減らし、社員の専門性を高めた結果、1年で売り上げがV字回復するなど会社が大きく変わっていきました。

子育てのサポートをしたい

現在社員と副業として我が社で働いている方々と一緒にプロジェクトチームを組んで、コネモニというアプリを作っています。このアプリを使って子供のいる家庭のテレビと祖父母の家のテレビを繋いでお母さんが働いている間、画面を通して子供の見守りをしてもらおうと考えています。これを使うことで働く世代の親御さんやシングルマザーの手助けをしたいと考えています。

また、Eラーニングで学校の勉強だけでなく、プログラミングや経営についても学べるようにするため、提携先の企業と一緒に作り上げています。様々な企業と提携することで社会課題を解決したいと考えています。

誰もが生きやすい世の中を作りたい

現在、障がい者問題委員会長野支部の委員長をしています。そこでは児童養護施設の人やいじめられている人など生きづらさを感じている人たちの援助を行っています。今まで長野支部はありませんでしたが、私が手を挙げて作りました。反対されるかと思いましたが、私が勉強して実践を積み上げていたため賛同いただき、作ることができました。

私がFacebook等で発信することで少しでも多くの人に知ってほしいと考えています。こういった小さい活動をできることから少しずつやっていくことで多くの人が生きやすい世の中を作りたいです。

会社の理念に込められた思い

私たちの会社の理念は『私達は誰もが幸せな社会環境と持続可能な自然環境を共創し地球に愛される企業グループであり続けます。』です。この理念には、生きにくさを感じている人たちにも幸せな社会環境を作りたいという思いと持続可能な自然環境を作りたいという思いがあります。社会環境や自然環境をよくしたいと考えるためには心の豊かさが必要だと考えていて、そのためには今を生きるすべての人が幸せである必要があると考えます。

私たちの住む地球に感謝しようという思いから、この理念を大切にしています。私たちの理念に共感してくれる人と一緒に働きたいと考えています。

維持したら衰退

少しずつでもいいので一歩踏み出すことが大切です。口にだして言うことでやらなければならなくなるので、やりたいことを宣言するようにしています。たとえできなかったとしても反省することができます。また、それをカバーするぐらい違うことをやろうとする新たな活力が生まれてきます。

上場を目指して

現在東証一部上場を目指しています。なぜかというと、高校中退の学歴が無い社長が経営する会社が上場することで学歴がなくても努力すれば、そこまで昇り詰めることができるということを伝えたいからです。世の中には様々な理由で高校にいけない子供たちがいるので、そういった子達を勇気づけたいと考えています。そのために利益を上げ続けるためにはどうすればいいのか勉強し続けたいです。

長谷川 忠久
長谷川 忠久
TADAHISAHASEGAWA
北海道旭川市出身。高校中退後、北海道内の内装の仕事や飲食店に勤務する。その後、上京し飲食店に勤め、長野にお店を構える手伝いをするために長野に移住する。その後、独立して会社を運営する。2012年 株式会社K&G Enterprise設立し、2021年 株式会社OLYMPUS.(オリンポス)に社名変更する。
株式会社OLYMPUS.

〒381-0043 長野県長野市吉田一丁目17-24
TEL: 026-266-0705

40代社長 FC展開 IT SDGs企業 創業10年以上 北信 地域密着型 売上1億円以上 女性が活躍 最先端技術 社員数10人以上

本記事のインタビュアー

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