大切にしてる2つの言葉
座右の銘は2つあり、1つは「知行合一」です。何事も知っているだけでは意味がないと考えています。知識として持っていてもそれを実践しなければ、それは知らないと同じことです。実際に理解してインプットしたものは実践することが大切です。そうでなければただの評論家になってしまいます。
もう1つは「継続は力なり」です。もし何かを始めてもすぐに結果は出ないので続けるべきものは続けていかなくてはならない、と考えています。
消費者目線
小学校3年生のとき家族旅行で学校を休んで以来、中学校、高校、大学、社会人と無遅刻無欠席で、かなり真面目なタイプだと思います。習い事は、水泳、陸上、書道、エレクトーン、剣道、少年野球をしていました。社会人になってからは競技スキー、最近はゴルフを始めました。また、数年前からバイオリンスクールに通っています。幼い頃からずっと続いているものもあれば、その時々によって変わるものもあります。最近は弊社でワイン分注機を開発したので、ワインについて学ぶために、ワインスクールに通っています。弊社ではパン焼き機や電気圧力鍋などの調理家電も開発しています。そのため、料理教室やパン教室に通ったこともあります。やはり、その分野の知見がないと、お客様にとってそのモノやサービスが良いものか判断できませんからね。
エムケー精工の「知のめぐり」
エムケー精工では、自社で企画・製造をし全国の拠点にモノ、製品、サービスを運び、お客様から生の声を頂きます。それを設計や製造にフィードバックをしていきます。この流れを心臓から全身に血を巡らせる「血のめぐり」と似ていることから、「知のめぐり」と表現しています。長野から全国にモノとサービスを行き渡らせ、全国からフィードバックがかえってくる。この一連の流れを大切にしています。
社員からサプライズプレゼント
会社が大きくなっていくことはもちろん嬉しいことですが、最近、私自身にとっても嬉しいサプライズがありました。12月に支店で営業会議を行いました。それが終わった後、「懇親会はこちらです」と案内されたのですが、なんとそこで私の誕生日会が始まりました。寒い時でもゴルフができるように誕生日プレゼントとして、防寒具を貰いました。私のサイズや普段着用しているブランドを調べた上で用意してくれたようでした。これに限りませんが、社員が私のことを思ってくれていたことを知ると、嬉しいですね。
人と仕組み作り
会社にとって人は財産です。しっかりと利益を出し、持続的に会社を経営するためには、働いている人が心身ともに健康で幸せであることが大前提です。そのためには、それぞれの事情にあった働き方、多様性にあった働き方を提供できるような仕組みを作ることが大切です。ただ、実際にこれをやるのは難しいですね。モノづくりというのは、同じモノを同じ品質になるように作っていく、という仕事上の性質があります。同じ品質の同じモノをどれだけ生産性を上げながら作るのか、という考え方は違う性質のものが混ざり合う多様性の考え方と調和しづらい側面があります。これをどうやって調和させていくかを考え続けることが大切だと考えます。
自ら考え行動する
私たちは、エムケー精工の基本方針やフィロソフィーに共感し、自ら多くを考えながら動ける人と共に働きたいと考えています。仕事というのは、一つではない正解から、どのようにに進めるのか判断をする必要があります。そのためには考えることが重要になります。なぜ考えることが大切かというと、何かを進めていく時には、自分の目指すべき目標や、目標を達成するための仮説を立てて進んでいきます。しかし、意図しない方向に物事が進んでしまうことも多いです。意図せざる結果というのは、最初に考えがあるからこそ、違った結果になります。もし違うならば、途中で戻って考え直さなくてはなりません。戻ってくる間に、次の策を考え、またトライする。すると、どうすれば意図した方向に仕事を進めることができるのか、どうすれば期待した結果になるのか、その方法を学ぶことができます。もし、考えることをしなければ、たまたま歩いているだけで、意図はなく、結果が出たとしても単なる偶然になってしまいます。すると、より良い仕事をするための学びは得られません。まずは、考えること。そして考えるだけでなく、行動できる方と、エムケー精工を成長させていきたいです。
多様性にあった働き方を提供し続けていくため、自らが多くを考え自らが行動に移すことが重要である。