百瀬 方洋

株式会社 アスピア
百瀬 方洋
HOYOMOMOSE

65周年を迎えたアスピア、挑戦と成長の道を歩む。建設・不動産を通じたサービスだけでなく、変わりゆく豊かさを考え、街の魅力を次世代に伝える社長。
掲載日2024.9.30

アスピア 百瀬方洋社長「失敗を恐れず、まずはやってみよう!」【松本市】

65周年を迎えたアスピア、挑戦と成長の道を歩み続けます。共に励む社員を大切にし、成長し続けるアスピアの百瀬方洋社長に、自身が大切にしていることや、仕事のやりがいなどについてお話を伺ってきました。

インタビュアー
中下 茉南

65周年を迎えたアスピア、挑戦と成長の道
社員と共に築く新たなVISIONと、街の魅力を次世代に伝えるための取り組み

目次

3代目としてアスピアを継いだ30歳の決断

私は、もともと会社を継ぐ未来を想像していませんでした。この会社は祖父が創業し、幼いころから身近な存在でしたが、父からは「自由に生きなさい」と言われていました。そのため、大学では建築とは関係のない分野を学び、卒業後は東京で不動産関係の仕事に従事していました。しかし、2016年頃に父と話をしていく中で、再び長野に戻る決意をしました。この会社は私の人生そのものであり、この会社が私を育ててくれたし、アスピアのおかげで生きて来れたと感じています。これまでの恩返しも感謝も込めてアスピアで働こうと考えました。そして、2020年、自分が30歳の頃に社長に就任しました。コロナ禍で世間が大変な時期でしたが、社員と多く話し合う機会や会社の事を考える時間が多く得られたことは、ある意味良かったと感じています。

65周年を迎えたアスピア、社員と共に挑戦する新たな時代へ

アスピアは、65周年を迎えました。社員みんなで一生懸命挑戦し、そしてコツコツ堅実に事業を展開してきました。新事業に挑戦したり、イベントをサポートしたり、1つの柱にとどまらず、さまざまなことにチャレンジしています。ここで大切なのは、私1人では何もできなかったということです。社員をはじめとする、一緒に取り組んでくれる人々がいてこそ、多くのことを成し遂げることができました。私自身、社長と呼ばれる事は苦手ですし、そんな人でもないと思います。社員だけではないですが、フラットに親しんでいける人間関係を築いていきたいと考えています。指示するのではなく、お互いに健全な話し合いや提案を持って社員と話し合うことを大切にしています。社員同士の対話が、良い会社を作る上でとても重要だと感じています。

松本と世界の街から学ぶ、豊かなまちづくりへの思い

松本の街の魅力は、グラデーションがあることだと思っています。ここで言うグラデーションとは、古い物と新しい物が交わり合っていることです。松本の街からは、人間らしさを感じることができます。私は松本だけでなく、さまざまな街を訪れることが好きです。一番素敵だと感じた街は、デンマークのコペンハーゲンです。コペンハーゲンは、社会とまちづくりが調和しており、人々の豊かさや幸せが感じられます。このような素敵な街から学ぶことは多くあります。長野の良さをもっと自分たちが見出すためにも、新しい未来を生み出すためにも。いろいろな街を見て学んだことを、地元に還元していきたいと思います。

全社員で作り上げた新たなVISION、アスピアの挑戦

アスピアでは、2年かけてVISIONを再構築しました。もともとは「和を以て貴しとなす」をはじめ、3つの言葉を掲げていました。ずっと大切にしてきた言葉です。しかし時代と共に言葉の解釈が曖昧になったり、価値観が変わる中で、現代に合ったものを作ったほうが良いのではないかという議論から、全社員でVISIONを再構築することに決めました。このプロセスでは、ワークショップやアンケートを実施したり、全国でも理念経営に先進的に取り組まれている企業さまを訪問するなど、さまざまな取り組みを行いました。時間がかかり、苦労も多かったですが、みんなの努力が実り素晴らしいVISIONが完成し、それに伴い会社のロゴマークも刷新することができ、全社員で大きな達成感を得ることができました。大変なことこそ、やりがいや達成感に繋がるものだと感じています。

「まずはなんでもやってみよう!」、若者へのエール

私は、「好きこそものの上手なれ」という言葉を大切にしています。過去には、食わず嫌いでやっておけば良かったと後悔することも少なくありませんでした。大人になってからも忙しさやめんどくささを理由にやらなかったり、後回しにしたり、誰かがやってくれるだろうと思って後悔したことがたくさんあります。30歳に近づいてだんだんわかってきたのですが、大人になればなるほど嫌なことも苦手なことも自分でやらないといけない。それを楽しめるマインドづくりが大切です。よくよく考えると自分で決めて挑戦したことは後悔することはほとんどなく、やらなかった後悔は長く残ります。私自身、大学生に戻ってもっと多くのことに挑戦したかったと思うことがあります。若者の皆さんには、何でもやってみることを大切にしてほしいと思っています。挑戦することで、自分が楽しいと感じることに出会えるかもしれませんし、与えられたことを楽しむことができるかもしれません。お金がないなどの制約があるかもしれませんが、お金がなくてもできることはたくさんあります。自分の身体と時間さえあれば、案外いろいろなことができるのです。苦手だったり、嫌なことも、好きな事や好きな部分があるかもしれない。好きこそものの上手なれと思って、ぜひ飛び込んでほしい。経験に勝る知識はありません。失敗してもいい。今だからこそ経験できることに、ぜひチャレンジしてみてください。

百瀬 方洋
百瀬 方洋
HOYOMOMOSE
1990年長野県生まれ。中央大学商学部卒業。2013年、三井不動産リアルティ株式会社入社。2017年、株式会社アスピア入社。2020年、代表取締役社長に就任。
株式会社 アスピア

390‐8639

長野県松本市宮渕1-3-30

TEL:0263‐32‐8855

FAX:0263‐35‐1618

 

30代社長 SDGs企業 フレックスタイム制 ワークライフバランス重視 中信 地域密着型 女性が活躍 建設 社員数100人以上 若手活躍

本記事のインタビュアー

GUGENではインタビュアーとして活動していただける学生を募集しています。
長期インターン募集中! GUGEN - 信州CEOインタビューメディア 長期インターン募集中! GUGEN - 信州CEOインタビューメディア