屈しない信念

私は、自分の中で不可能なことはないと信じ、逃げないことを信念に生きています。困難なことに出会い壁にぶつかった時には、絶対に心が折れないように強い心を持ち、その壁を超えるまで立ち向かうようにしています。仮にその場しのぎで逃げたとしても、また違う壁にぶつかって、多くの困難に囲まれ、八方塞がりになってしまうと思います。なので、出会った困難な壁を一つ一つしっかりクリアし、逃げずに立ち向かうことを信念としています。
ゴルフ選手への憧れ

実はゴルフ選手になりたいと思っていた時期がありました。子供の頃、父と一緒にゴルフ場に行ったことがきっかけで関心をもち、本格的にゴルフを始めたのは中学3年生で、大学4年生まで8年間やっていました。ゴルフは紳士のスポーツで、スタート前に帽子を外して「今日は一日よろしくお願いします」の一礼や服装の規定があるなど、マナーや礼儀に厳しいです。
最初は何故マナーや礼儀などがあるのだろうと理解できませんでしたが、ゴルフをやっていくうちに理解できるようになりました。ゴルフは私にとって非常に学ぶことが多かったです。ゴルフは、スポーツとしての魅力もありますが、そこに付随する間接的な魅力もあり、自分の中でゴルフがしっくりきました。
父親はビジネスパートナー

私は入社してから、最近まで父のことをお父さんと呼ぶことはありませんでした。父は会社の社長でもあったので、社員の手前、私に一番厳しくしていたと思います。。私の中で、父はビジネスパートナーという考えが強かったため、親子関係はほとんど意識していませんでした。
腹を割って話せたこと

父は、私に失敗しないよう色々教えてくれましたが、2代目として、自分が考える会社経営や成長戦略があったため父の考え方と相違がありました。私は現状維持ではなく、会社を成長させて、社員とその家族の暮らしを豊かにしたいと考えています。将来をより一層安定させるために、変革へ挑戦をしたいと考えています。そこで父と考え方の違いについて、腹を割ってじっくり話をしました。最近になって久しぶりに父のことを親父と呼んだかもしれません(笑)。
継承を意識した瞬間

父から会社を継ぐことを意識したのは、警備業協会の理事に就任した29歳の時でした。地元の大手企業を受け継いでいる2代目3代目の方たちとのコミュニケーションの中で、父の警備業での活躍を聞いたり、実際に目にしたりすることで、自然と2代目として会社を継ぐことを意識するようになりました。
母親の一言

幼少期はかなりわんぱく少年だったので、親に色々と迷惑をかけていました。私が反抗期の時、「社会的地位がある父親に、頭を下げさせることがそんなに楽しいのか」と母に言われたことがあります。愛情を注いでくれている父に迷惑をかけていることに気付かないふりをしていたことに気付かされた瞬間でした。
今後の警備業界

警備業は夏は暑くて冬は寒く環境的に厳しく、肉体的苦労があるにも関わらず賃金があまり高くないことから、良いイメージを持たれません。しかし、警備業は社会インフラを陰で支える重要な仕事であり、責任や使命感を持って働くことができるやりがいのある仕事です。苦労が多いけれども楽しくやりがいのある仕事であると今の若者に伝えたいです。
今後も引き続き変革に取り組むことで、労働環境を改善していき、働きやすい職場、イメージの良い業界にしていきたいと考えています。私たちは今の環境を変え、共に変革していこうという人材を求めています。変革を起こすことが好きな人はぜひこの警備業に足を踏み入れてほしいです。
どんな苦労や困難にもくじけない強い意志を持ち続け、人々の安心安全のために縁の下の力持ちのような存在でありたい。