西浦 翔

西電設工事 株式会社
西浦 翔
SHONISHIURA

電気工事を通じて人々の暮らしを支え、地域の未来を形作る。新しい人材や女性が活躍できる場を広げる挑戦を続ける社長。
掲載日2024.12.18

西電設工事 西浦翔社長「電気工事を通じて人々の暮らしを支え、地域の未来を形作る」【松本市】

電気工事を通じて人々の暮らしを支え、地域の未来を形作る。新しい人材や女性が活躍できる場を広げる挑戦を続ける西電設工事の西浦翔社長に、自身の過去の話や、電気工事という仕事の魅力などについてお話を伺ってきました。

インタビュアー
中下 茉南

電気工事を通じて人々の暮らしを支え、地域の未来を形作る
新しい人材や女性が活躍できる場を広げる

目次

社長就任から歩んだ挑戦の道

学生の頃は、この仕事に従事するとは全く考えていませんでした。大学でも全く関係のない分野を勉強していました。しかし、就職活動が始まり、周りの同級生たちが様々な会社を受けている中、自分がこれからどうすべきかを考えた時に、自分の実家が家業を営んでいるというのは、貴重なチャンスだと感じ、この会社で働くことを決めました。

大学卒業後、会社に入社してからは、この会社を継ぎたいという気持ちが次第に強くなっていきました。そんな矢先、私が30歳になった時に父が急逝し、突然会社を引き継ぐことになりました。経営のイロハを全て教わっていた訳ではなかったので、社長になってからの最初の数年は本当に手探り状態で、経営の仕方はもちろん、自分がやっている事が正しいのか、何もかもが分からない状態でした。そんな中、会社のOBに戻ってもらい、会社経営のノウハウを少しずつ教わったり、悩みがあれば周りの仲間
に相談したり、また沢山の人に手助けしてもらったりと、本当に多くの人に支えられながら今の私があるなと思っています。

地域のライフラインを守り、未来に残る仕事

現代社会において、電気の重要性はますます高まっており、電気は人々の生活に欠かせない存在となっています。そんな時代の中で、私たちは人々のライフラインを守り続ける集団でありたいと考えています。

また、私たちは建物に付帯する電気設備工事を主な仕事としていますが、携わった仕事の多くが、何年も形として残るものです。建物が一つ出来ればそれは形として未来に残ります。自分の子どもが大きくなったときに「あの建物の電気工事はお父さんが工事したんだよ」と誇らしく伝えられるものだと思います。

最初は設計図として平面でのみ表現されているものが、現場が進み実際に建物という形として仕上がったときには、大きな達成感を得ることができます。このように、電気設備工事という仕事は地域を守り、また形作ることができる素晴らしい職業だと感じています。

電気のお医者さんとして暮らしを支える仕事

私たちは、一般家庭からの仕事の依頼にも対応しています。「コンセントや照明器具を増やして欲しい」「少し照明器具が点きづらいから見て欲しい」ですとか、また「急に電気が使えなくなってしまった」といったようなトラブルにも対応しています。まさに「電気のお医者さん」のような役割を果たしています。

例えば、「電気が使えなくて困っている」というお電話をいただき、現場に行くことがありますが、現場で対応し電気が使えるようになったとき、ご依頼頂いた方から「ありがとう」と、感謝の言葉をいただく事があります。その瞬間は困っている人のお役にたてたと実感することが出来ますし、この仕事をしていて良かったなと感じる瞬間でもあります。電気工事は資格がなければ行う事が出来ませんが、しっかりと資格をもち、様々な方のお役に立つことが出来る、それが電気工事のやりがいだと感じています。

新しい風を生む柔軟な人材採用の取り組み

これまで、新しい人材を採用する際は資格を持っている人に限定していましたが、現在では従来のやり方にとらわれず、資格をもっていない人にも目を向けるようにしています。資格がなくても、会社がしっかり資格取得も含めてバックアップしながら、人材を育てていこうと考えています。

また、最近現場で働く女性社員を初めて採用しました。現場での仕事は「キツイ」「大変」といったネガティブなイメージがあるかと思います。そのため、女性には難しいのではという考えもあるかと思いますが、その固定観念を捨て、女性が活躍できる職場づくりを目指しています。このように、経験や年齢、性別を問わず、新しい人材を積極的に取り入れることで、会社に新しい風を吹き込むことができると考えています。

若者たちへのメッセージ:挑戦と経験で人間力を高めてほしい

学生や若者のみなさんには、さまざまなことに挑戦してみてほしいなと思います。日々の生活の中で、「やる」か「やらないか」の選択を迫られる機会は、沢山あると思います。やってみて後悔する事は、やらなくて後悔する事より、絶対にみなさんの経験値を大きく上げてくれると思います。「やってみる」「挑戦してみる」ことで、自分の知らなかった世界を知ることが出来、今まで会う事がなかった人と出会う事もあるでしょう。そうして得られる経験や出会う人々は、今後のみなさんの人生の中で、大切な財産となっていくと思います。

正直なところ、私は勉強ができることだけが重要だとは思っていません。たとえ勉強が得意でも、コミュニケーション力がなければ、社会人として社会に出て生活していくのは難しい部分があるのではないかと感じています。勉強だけに固執するのではなく、沢山旅行に行ったり遊んだり、いろいろなことに挑戦し経験することで、様々な自分の中の「引き出し」を持つことができると思います。その引き出しが、社会に出たときにきっと役に立つはずです。多くの経験を積み、たくさんのことを吸収して、人間力を高めていって欲しいと思います。

西浦 翔
西浦 翔
SHONISHIURA
1987年長野県生まれ。神奈川大学経済学部卒業。2010年、西電設工事株式会社入社。2017年、代表取締役社長に就任。
西電設工事 株式会社

〒390‐0312 長野県松本市大字岡田松岡139

TEL:0263‐46‐0815

FAX:0263‐46‐0709

 

30代社長 3代目 ワークライフバランス重視 中信 創業50年以上 地域密着型 売上1億円以上 女性が活躍 建設 若手活躍

本記事のインタビュアー

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