最大の強みは「人」
弊社の最大の強みは「人」でありたい、一緒に働く社員やお客様、取引先など、「人」との関わりが欠かせません。部署ごとに専門家がいる点も強みです。例えば自動車整備の部署では国家整備士資格が、受付担当者、保険の部署では専門資格や国家資格も必要です。またガソリンスタンドも経営しているため、危険物の資格を持っていることが必須です。
このような資格を持った専門家が各部署にいることで、カーライフに関して、全て弊社で解決できるトータルカーサービスの提供が最大の強みであり、目指しているところです。長野県では車生活のインフラを支えることが非常に重要な役割ですので、地域に根ざした車屋さんになりたいと思っています。
サッカーに熱中した学生時代
高校生までは松本市で過ごし、高校卒業と同時に札幌市の北海道自動車短期大学へ、自動車の国家二級整備士の資格を取得するために行きました。関東への憧れは特になく、札幌市という一大都市で自分の力を試したいという思いがあったため、資格を取得できる学校の中でも札幌市にある学校を選びました。学生時代の私は、小学校から高校までサッカーをやっていて、実はプロサッカー選手を目指していましたが、サッカーは高校でやり切ったと感じたのと、やはり家業を手伝いたいと思ったことから、短期大学へ進学することを決めたんです。
父・兄に憧れて
弊社は、泉石油で創業しましたが、リーマンショックの影響を受けたため泉石油と泉カーサービスを合併しました。事業の多角化として複合店舗での飲食フロア、ローソンの県内初出店などを行い、この辺りの活性化を願う人が集まる場所になったような気がします。
働く人や父親がキラキラしているように見えて、小さい頃からこの会社で働きたいと思っていたんです。また、小学校の頃より兄の友達とよく遊んでいたことが刺激となり鍛えられました。
社長としての醍醐味は刺激
社長としての醍醐味は、色々なことにチャレンジできる環境にいて、経営者という同じ立場の人たちと情報交換の中で、切磋琢磨できることですね。社長という立場を長年経験している人たちからの教えを聞き理解していくことや、情報交換を通じて刺激をいただくことは、悩める社長としてご教示いただくことが有難いことです。
私は社長という立場をいただいたことで、経営課題や地域課題の学びをいただいています。これからもスタッフと共に、働きやすい環境と働きがいのもてる泉カーサービスへ変えていきたいと思っているんです。
「人」について考えさせられる
上に立つ、まとめるという立場で辛いことは、人が辞めていく理由ですね。子育てや親の介護などライフステージが理由だったり、成長するために辞めたりと様々な理由がありますが、従業員が辞める時は常に考えさせられますね。自分のこと以上に誰かのためにいろいろなことを考えることは結構難しいと思うんです。
教育でも、僕らがやってきたものと同じようなことをできるようになるまでには時間がかかりますし、それ自体やりたくないことだったりすると教えていくことは難しくなっていきます。泉石油だった当時は、学生のアルバイトが20人くらいいて、高校生や大学生に仕事や社会のルールを教え、まだ社会を知らない子たちと弊社で大切にしているルールを守りながら、一緒に成果を上げていくことは面白かったんですよ。アルバイトを辞めた後もお客さんとして来てくれたりと繋がりがあったんです。
アルバイトを雇っていない今、やはり若者たちとより関わっていきたいなと思っています。
”楽しい”をキーワードに変えていきたい
弊社では託児所を1年半前から開所し、若手社員や女性社員も働きやすい環境づくりを目指しています。また近年は行えていませんが会社行事として、夏休み中の会社参観日や社員旅行、お客様感謝際としてのIZUMI祭り、取引企業様、お客様と松本ぼんぼんへの参加など交流の場もあります。今後はより色々な人が集まってくる楽しい場所にしたいなと思っているので、リブランディングの一環として現在改装をしています。
車屋さんというのは、タイヤ交換、オイル交換一つとっても、命を預かっている、シビアな仕事ですが大切な仕事だとはあまり思われていないと思うんです。でも、当たり前のことに価値があるとも思うので、今後も地域に根ざした安心な場所の提供と楽しい職場を目指していきたいと思っています。
「やってもらえて当たり前」のサービスかもしれないが、車にかかわるということは命にかかわるということ。