群馬県高崎市のヤマダホームズは10月3日に、長野県長野市のホクシンハウスを10月1日付けで完全子会社化したと発表しました。ホクシンハウスの全株式を取得し、所得金は非公表になります。
ホクシンハウスの社名や住宅ブランド名などはそのまま使用し、役員体制や従業員の処遇などに変更はないようです。
長野県全域で強固な基盤を持ち認知度も高いホクシンハウスを傘下に入れたことで、ヤマダホールディングスの家電販売の伸長につなげるため、住宅分野の事業拡大を図るヤマダHDの戦力の一貫でのM&Aとなります。
ヤマダホームズ
ヤマダホームズはデザイン性の高い自由設計の木造住宅が主力で、2022年2月期の売上高839億円となります。ヤマダHDは住宅メーカーのレオハウスや桧家住宅やパパまるハウスのブランドをようするヒノキヤグループなどを相次いで傘下に収め、受注戸数の拡大をはかっています。顧客を自社グループの家電・家具販売・住宅ローンなどの金融サービスに繋げる狙いがあるようです。
ホクシンハウス
ホクシンハウスは、1978年創業で、受注戸数は年間150戸で23年3月期の売上は50億円にのぼる。独自開発した高効率エアコン1台で全館空調するシステム「FB工法」を武器に、長野県全域で累計4000棟以上の施工実績をもつ。これまでにグッドデザイン賞やハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー賞、2020年度省エネ大賞(資源エネルギー長官賞)を受賞するなど、省エネや高性能にこだわった家づくりでファンを獲得してきた。
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