亀原 和成

株式会社 かめや
亀原 和成
KAZUNARIKAMEHARA

情報化社会において「人が創り出す幸せ」を追求し、豊かさを生み出すことを心がける。人とのつながりを大切にしながら、挑戦を続ける社長。
掲載日2024.6.3

かめや 亀原和成社長 「人に喜ばれること、笑顔を大切にし、『豊かさの創造』を心がける」【原村】

情報化社会において「人が創り出す幸せ」を追求し、豊かさを生み出すことを心がける。人とのつながりを大切にしながら、挑戦を続けるかめやの亀原和成社長に、商売の秘訣や、ブランドのコンセプトなどについてお話を伺ってきました。

インタビュアー
楠田 陽子

情報化社会においても、人の価値を考え続けることが重要
人に喜ばれること、笑顔を大切にし、豊かさを生み出したい

目次

たこ焼きチェーン店創業者が語る、起業への道のり

学生時代に特定のキャリアイメージを持っていなかった私ですが、なにか新しいことに挑戦したいという漠然とした気持ちはずっとありました。とはいえ、たこ焼きのチェーン店をつくることになるとは、想像もしていませんでしたね。実家がスーパーマーケットを経営していた関係で、売上日本一を誇る諏訪のスーパーで修業を積む中、たい焼きを扱う業者さんとの出会いがあったのです。その出会いがきっかけで、「たこ焼きのチェーン店を創業しよう」というアイデアが生まれ、それが面白いビジネスになると直感しました。この業者さんにはその後とてもお世話になり、共にこの会社を創業させていただきました。

コバンザメ戦略とパンデミックの影響

私たちのビジネスモデルは一般的な「目的来店」ではありません。私たちは「コバンザメ商売」と呼んでいます。主に大型施設、例えばホームセンターが集客の中核を担い、その来店客に対して副次的に商品を提供します。特にホームセンターには食品売場がないため、顧客が来店した際に「あ、いい匂いだな」と興味を惹かれ、帰る際に買ってしまう、そんなおびき寄せの戦略を採用しているんです。だからこそ、出店する「場所」の選定がとても重要です。店舗の前を通る人々の数が、成功の鍵を握っています。

コロナ禍では、物販を主体とする「焼きたて屋」がバブル状態にありました。というのも、ホームセンターなどの施設自体の集客が増加していたからです。一方で、店内で食事を提供する「つなぐ横丁」や「タコとハイボール」などの飲食施設は大きな影響を受けました。複数の事業を運営していたことで、全体としては大きな打撃を免れる形となっていました。

独立からフランチャイズ運営まで

現在、県内で運営している110店舗のうち、20店舗は直営で、残りはフランチャイズとして展開しています。フランチャイズ店舗のオーナーは40名ほどおり、そのうち15名は社員からの独立者です。通常、フランチャイズの開業には資金が必要なのですが、当社は信頼を基に社員の独立を支援しています。社員はまず職人や商人として、その後事業家としてのスキルを身につけ、最終的には独立を目指せるように育成しているんです。フランチャイズ店舗のオーナーさんには、ぜひ店舗を積極的に拡大していってほしいです。店舗は、極端なことを言えば、1店舗だけより10店舗あった方が面白いと思いませんか? 私はそう思っています。

フランチャイズとして独立した後も、オーナーとは密接な関係を保ち、単なる看板の提供者ではなく、ファミリーのような関係を築いています。また、商品開発コンテストを通じて参画を促し、ブランドへの愛着や商品への興味を深めています。自分の考えた商品が多く売れると、その売り上げの一部が直接的な報酬としてオーナーに還元される仕組みにしています。もちろん儲かることも嬉しいことですが、そもそも、自分の考えた商品が売れるということは嬉しいことですよね。なぜなら、その売り上げの分だけ、お客様に喜んでいただけたということですから。商品が売れて、お客様に喜んでいただけて、自分のもとに形として還元される、って面白いと思いませんか。商売の醍醐味は、面白さにあると思うんです。

焼きたて屋 たこ焼の35年

たこ焼きはまさに共有する楽しみを提供する食べ物です。シェアして食べるという印象があると思います。焼きたて屋のたこ焼きを、お父さんやお母さん、おばあちゃんやおじいちゃんが、子どもたちのためにたこ焼きを購入していくとします。それを食べる子どもたちはきっと、買ってきてくれた人へ、笑顔を見せると思うのです。これがまさに私たちが提供したい幸せの瞬間です。この「人がつくる幸せ」をコンセプトに、35年にわたり長野県で愛され続けるブランド「焼きたて屋」を築き上げてきました。地元長野に帰ってきた時に、郷愁を感じさせる味として、また食べたいと思えるたこ焼きを提供できていることが、私たちにとって大きな喜びです。

豊かさの創造

人を喜ばせて、もし笑顔をもらえたとしたら、本当にうれしいことです。これを実現するために私たちは常に『豊かさの創造』を心がけています。『人を喜ばせるためには何をすればいいだろう?』、『喜んでもらうためには何ができるのだろう?』と自問自答することが、最初の一歩です。そうやって考えていると、初めに行きつくのは笑顔です。笑顔なら今すぐにでもできます。小さなことではありますが、人を幸せにする最初の手段だと思うのです。

AI技術が発展し、仕事の自動化が進むシンギュラリティの時代においても、なにも間違いのないAIが全てを代行する未来は、本当に面白いでしょうか。人間にこそある間違いや喜怒哀楽の感情の起伏は、プラスもあればマイナスもあります。だからこそ、マイナスの次に来るプラスは、普通では感じられないほどの幸せになると考えています。ヒューマンエラーこそが幸せにつながると思うのです。私は、人間味や情緒が価値となる未来が来ると信じており、特に飲食業のような人の温もりが求められる分野は無くならないと思うのです。

人生に失敗はない

私はこれからの社会を担う若者たちに、困難な道に挑戦してほしいと強く望んでいます。常に楽な選択をしてしまうと、深く考えることも、貴重な経験を積むこともなくなってしまいます。「いばらの道を選びなさい」という言葉はよく使われますよね。「いばらの道」、つまり苦労は、最終的には大きな経験となり、自己成長につながります。人生において挑戦して得られるものとは、失敗ではなくて、「成功」か「経験」なのです。何かに挑戦する最初のステップは、興味を持つことです。そこから挑戦し、経験を積み重ねることで、アイデアや問題解決能力が育っていきます。行動を起こさなければ何も始まりませんし、試してみなければ答えは得られません。だからこそ、思考よりもまず行動を優先させるべきです。「まず行動、即行動」これが重要だと私は考えています。

亀原 和成
亀原 和成
KAZUNARIKAMEHARA
1966年長野県生まれ。1989年株式会社かめやを設立。2011年、代表取締役社長に就任。
株式会社 かめや

住所:〒391-0100 長野県諏訪郡原村11122-1

TEL:0266-79-6326

FAX:0266-79-5286

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本記事のインタビュアー

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