荻原 健司

長野市
荻原 健司
KENJIOGIWARA

朝から身体を動かし、フルマラソンにも出場するオリンピアン。 スポーツ現役時代も市長となった今も、自ら動き、考えることで長野市政に全力投球。

長野市 荻原健司市長「こんなにやりがいのある仕事はありません」【長野市】

朝から身体を動かし、フルマラソンにも出場するオリンピアン。 スポーツ現役時代も市長となった今も、自ら動き、考えることで長野市政に全力投球している荻原健司市長に、なぜ市長選に挑戦したのか、今後の長野市政についてお話をお伺いしてきました。

インタビュアー
酒井 瞳

子どもの未来を見据えた健全で幸せなまちづくり。
目指すは「健幸増進都市」

目次

一日のスタートはラジオ体操から

今日の朝もラジオ体操をやってきました。
毎朝6時半にいつもの公園の、いつもの場所に10人くらい集まって、スマホの画面越しの40〜50人も一緒に体操しています。

ラジオ体操の配信、きっかけはコロナ禍

外出禁止になり、会社や学校が休みになり、家から出ない、運動もしない。朝はいつまでも寝ていられる。このままだと世の中みんな不健康になってしまう。これはまずいぞと思い、スポーツに携わる者としてできることを考えました。毎朝決まった時間に、対面でなくてもできること。それがラジオ体操でした。

続けることの大切さや難しさ

私は市長になる前はスキージャンプの指導者でした。子どもがスポーツをはじめるのは、「やってみたら」という親の勧めがほとんど。そして辞めるのもまた親の都合がほとんどです。送迎や月謝など負担は大きいですからね。子どもが自発的にがんばりたいと思えることが大事です。技術的な指導も大切ですが、子どもたちをほめてあげる。励ましてあげる。それがスポーツ指導者の一番重要な役割です。

市長・荻原健司誕生

私は長野市に30年暮らし、その間に参議院議員を務め、スポーツの世界に戻り、ノルディック複合の渡部暁斗選手など五輪メダリストを育てることができました。
一方で一市民として感じてきたこともあります。私は世界中いろんなところに行きましたが、私にとって長野ほど暮らしやすいところはないんですよ。このまちのポテンシャル、子どもたちの未来、いろいろ考えて市長選に出馬することを決め、おかげさまで当選することができました。
市政に関わることは、最終的には市長が決めるんです。「こうしたい」と伝えると、「じゃあ、それでいきましょう」と一気に動き出す。非常に大きな責任のある立場です。言い換えれば、こんなにやりがいのある仕事はありません。

4児の父の視点からの子育て施策

 4月からは「こども総合支援センター」の運営がはじまります。育児の悩み、発達のこと、貧困、いじめや不登校など、子どもに関する悩みや困りごとを一括して受付ける相談窓口です。ここから各部署につないで連携していきます。

市長として目指す「健幸増進都市」

 「健康」というと心や身体の健康に終始しがちですが、私が思うのはまちの健全性です。経済が活発に動き、市の行財政が健全であること、仕事があって安定的に暮らせること、地域のコミュニティが維持されていること、教育や福祉も含め、まちが健全であること。それらが維持されることが大事です。子どもの未来に負担を残さないよう、やるべきこと、できることをきちんと見極めて、私なりの長野市のあり方を目指していきたいと考えています。

長野マラソンへ出場

これまで何度か出場していますし、市長やスターター役ではなく、市民のみなさんと一緒に汗を流したい。春の長野市を走りながら、このまちの良さを再発見したいと思います。
目標は4時間切り、サブフォーです。

荻原 健司
荻原 健司
KENJIOGIWARA
1969年生まれ、群馬県吾妻郡草津町出身。早稲田大学卒業。冬季五輪ノルディック複合団体金メダル2連覇。長野五輪日本選手団主将、スキー指導者、参議院議員、長野県教育委員などを歴任し、2021年、長野市長に就任。小学2年から高校1年まで4児の父。
長野市

長野市大字鶴賀緑町1613番地
電話(代表)026-226-4911

50代社長 公共機関 北信 社員数1000人以上

本記事のインタビュアー

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