影響を与えてくれた言葉

私は諦めないことが全てだと思っています。四字熟語で言うと「七転び八起き」で、何度失敗しても、くじけずに立ち上がって頑張ろうとすることが大事だと感じています。他の言葉だと「諦めたらそこで試合終了ですよ」で、アニメのスラムダンクに登場する安西先生の名言ですね(笑)。何事も諦めずに人生を謳歌する。楽しむことを諦めてはいけないですよね。

また、山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」という名言が強く印象に残っています。前職では早い段階で管理職に就いていたので、この山本五十六の言葉は大変勉強になりました。

そして、電通の「鬼十則」です。これは電通社員の行動規範で十項目あります。例えば、「仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。」や「摩擦を怖れるな！摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。」などの言葉があり、確かに共感するものが多いです。これらが私の人生に影響を与えた言葉です。

「シェアシマ」を始めた想い

弊社では「シェアシマ」というサービスを提供しています。この語源は、「その原料シェアしませんか？」というフレーズで、食品メーカーや食品工場が仕入れる食品原料の情報、すなわち売りたい企業と買いたい企業をウェブサイト上でマッチングさせるサービスです。前職で商品開発にいくつか携わっていくなかで、原材料を見つけられなかったり、不確かな原料は捨ててしまったり、開発されるはずだった商品が出来なくなったりとさまざまなことがありました。

これらをたくさん目にしてきたことで、もっと効率よくできるのではないのかと考え、ウェブサイトを上手く使えないだろうかとビジネスを立ち上げたのがシェアシマを始めたきっかけです。シェアシマを通して、食品メーカーが求める原料の情報をウェブ上で共有することで、前職で問題だと感じていた効率の点を改善させ、かつ新しい食品原料の流通を実現しようとしています。

求める人物像と会社の在り方

解像度の高い訓練をされている方やロジカルシンキングができる方が弊社に必要な存在です。私たちが目指す社会はシェアシマを全員が共同で使っていく世界であるため、食品を使っている姿をロジカルに考えられ、目的と手段をきちんと分けて考えられる方、そして主体的に考えられる方を私たちは今必要としています。

昨今、SDGsやサステナブルなどといったキーワードが話題に上がる機会も多い中で、弊社が目指すのは「食品を捨てない社会の実現」。まさに社会課題解決のために、取り組んでいる長野発のスタートアップ企業です。もしも社会的課題の解決にご興味のある現代のZ世代の方がいらっしゃれば、インターンシップの機会も設けておりますので、気軽にお声かけいただければ幸いです。

貴重な経験と協働の喜び

会社を創業してから普段会えないような人たちとお会いしたり、前職のサラリーマン時代では経験できなかった資金調達などの業務を経験したりしています。弊社の従業員が増えていくなかで、今いるメンバーと働けていることが、非常に嬉しく感じています。

食品流通の一角を担いたい

国内の食品流通の一角を担う企業になりたい、ひいては世界でも展開していきたいと考えています。また現在、「シェアシマ」のサービスは食品だけですが将来的には医薬や化学の流通にも携わりたいと考えています。医薬や化学も食品と同じ課題を持っているため、同様に課題解決に貢献できます。弊社の事業は食品業界における原料調達などを対象としています。「シェアシマ」を普及させることで、食品業界全体の作業効率化に繋がります。

やはり現代ではデジタル化した方が何事も効率的で、デジタルで課題解決が出来るものも多く存在します。実際に、食品業界における小売などの末端はデジタル化が進んでおり、それに伴って、卸売や製造なども徐々にデジタル化が進んできています。そういった世の中の潮流から考えても「シェアシマ」は日本や世界でのグローバルな課題解決に貢献できると信じています。