室賀 栄助

株式会社八幡屋礒五郎
室賀 栄助
EISUKEMUROGA

創業当時から在り方が変わり続ける会社、社員との対話を大切にして常に変化を求めている社長

【長野市】八幡屋礒五郎 室賀栄助

創業当時から在り方が変わり続ける会社、社員との対話を大切にして常に変化を求めている八幡屋礒五郎の室賀栄助社長に、意見を交わすことにおいての対話の大切さと常に変化し続けたいという想いについてお話を伺ってきました。

インタビュアー
酒井 瞳

みんなが思ったことはお互い伝え合える空間を目指し、これからもより良い会社にしていくために変わり続けていきたい

「話せば分かる」

コミュニケーションは必要不可欠です。対話は大切ですが、片方だけが一方的に話すのは違うなと感じています。例えば、会社では組織上の上下関係がありますが、それは上の立場から一方的に話して終わりということではなく、部下に納得してもらうことが大事だなと私は思っています。もちろん、上の立場から「こうしてほしい」と言うことはありますが、そうした指示に対して意見がある場合には必ずその意見を言ってもらいたいと思っています。

実際に意見を交わす場面は多くあり、私だけではなく、他の社員同士でも同様にあると思います。意見を交わすことでお互いが納得して、仕事をやっていきたいんです。その対話の中で会社として改善するべきことも見つけられると思うので、一方的なコミュニケーションをなるべくしないよう対話を重視しています。

自分の意思を伝える

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朝令暮改のようにこれは違うなと思ったらすぐに指示を訂正します。朝令暮改と言うと社員を振り回してしまう面もありますが、間違っていると思ったことをそのまま進めていくことのほうが会社にとって大きな損失です。割と物事をはっきり言うタイプなのかもしれません。今と違って若い時はいろいろと分からないことが多く、自信がないので、「こんなこと言っちゃいけないかな」と考えすぎて後になって言っておけば良かったなと後悔したことが何度もありました。そういう経験から、自分が思ったことははっきり言おうと心がけています。

他の人と違うことがしたい

小学生の時から、変わったことをやりたがる性格でした。とにかく、人と同じことをしたくないという気持ちがとても強かったです。人と同じことをしてはいけないという確信が子どもの時からあり、今も同じ気持ちを持っています。人と同じことをしたくないというのは、奇抜な格好をするということではありませんし、目立ちたいとも思っていません。

この性格は、父にも共通しているなと思っています。父は世間一般のお父さんとは少し違っていました。昭和30〜40年代にかけて核家族化が進んでいて、家族像が戦前と変わってきていました。当時はサラリーマンの家庭が標準の家庭でしたが、私たちの家庭はそういった家庭とは異なり、生活スタイルも他とは違っていたので、父も私と同じような考え方をしていたのかもしれません。また、そのような生活スタイルが他と違っていたことが影響して、自分が他の人と同じことをしたくないと思うようになったのかもしれません。

変化し続ける

私と父の決定的な違いは、父は「昨日と同じ明日がいい」という保守的な考え方に対して、私は新しくて楽しく、より良くしていきたいという考え方でした。私自身、常に変化を求めていて、六代目が七味唐からしの缶入りを考案したり、七代目が粉ワサビを作ろうと挑戦したりと代々新しいことに挑戦し、変化し続けています。私は変えられないところは絶対にないと思っています。なんでもかんでも変えるという訳ではないですが、今は変えないと思っていても、時間が経てば変えた方がいいものもあるので、変えることにタブーはないと思っています。

弊社を目的として…

お客様から「七味とても美味しかったよ」と商品を褒められることはもちろん嬉しいのですが、「善光寺に行ってきましたが、本当の目的は八幡屋礒五郎に訪れることで、善光寺はついでに来たんです(笑)」と弊社を目的に来ていただけた時は、本当に嬉しかったですね。

自分の意見を大切にしてほしい

コミュニケーション能力や協調性がないと自分の言いたいことが伝わらないので、それらを持った上で、改善の提案ができる人と私は一緒に働きたいと思っています。実際に、弊社で働いている社員がとても良いことを言っているけれど、伝えベタだなぁという場面がありました。どう伝えるか、どうやったら伝わるかを考えながら、意見を言えるとベストですね。

室賀 栄助
室賀 栄助
EISUKEMUROGA
1961年長野県長野市生まれ。立正大学卒業後、株式会社八幡屋礒五郎に入社。2004年代表取締役社長に就任。2020年「9代目 室賀栄助」を襲名
株式会社八幡屋礒五郎

〒380-0805 長野県長野市柳町102-1

TEL:026-232-3966

FAX:026-232-3805

本記事のインタビュアー

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